三菱商事

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2011年1月7日
JX日鉱日石エネルギー株式会社
三菱商事株式会社

ロシアにおけるJ Iプロジェクトの排出権発行について
油田随伴ガス回収・有効利用による29万トンの排出権発行をロシア政府が認定

JX日鉱日石エネルギー株式会社(以下、JXエネルギーという。社長:木村 康)と三菱商事株式会社(以下、三菱商事という。社長:小林 健)がロシア連邦石油企業大手のガスプロムネフチ社と共同で推進しているイエティプーロフスコエ油田随伴ガス回収・有効利用JIプロジェクト※1について、この度、ロシア政府初となる排出権が発行されましたので、お知らせいたします。
 
本プロジェクトは、ガスプロムネフチ社がロシア連邦ヤマルネネツ自治区に保有するイエティプーロフスコエ油田において、従来は利用されずに燃焼処理していた随伴ガス※2を回収し、ロシア国内でガス燃料等として有効活用するもので、今回、パイプラインの運転を開始した2009年8月から同年12月末までの期間におけるCO2排出削減量29万トンに対し、排出権が発行されました。
 
JXエネルギーおよび三菱商事は、ガスプロムネフチ社と共に、事業化調査段階からディベロッパーとして本プロジェクトに取り組んできましたが、今後とも、こうした温室効果ガス排出量削減事業※3の推進により、地球温暖化防止に貢献してまいります。
 
 

※1 JIプロジェクトとは、京都議定書に定められている温室効果ガス削減の手法のひとつで、先進国同士が協力していずれかの国内で温暖化ガス削減事業を実施し、そこで生じた排出削減量に基づき、事業を実施している国より排出権が発行されるものです。JIとは“Joint Implementation”(共同実施)の意。
 
※2 原油生産の際に副生するガスで、メタン、エタン、プロパン等の成分からなる。安全上の理由から、燃焼処理されることが多い。
 
※3 JXエネルギーは、グループの石油開発会社である日本ベトナム石油(株)が原油生産を行っているベトナム・ランドン油田において、2006年に随伴ガスを回収・有効利用するプロジェクトとしては、世界で初めてCDM(クリーン開発メカニズム)の認定を受けました。
 三菱商事は幅広い分野・地域でCDMおよびJIプロジェクトの実績を多数保有しており、国連登録済み58案件(2010年12月31日現在)を含め100を超える排出権事業を自社開発し排出権の創出を実施中です。
 

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