三菱商事

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2016年3月11日
三菱商事株式会社

ベトナム電力公社向けビンタン4拡張石炭火力発電所建設工事を受注

三菱商事株式会社(以下、当社)は、韓国の斗山重工業(以下、斗山)、及びベトナム現地パートナー2社(Power Engineering Consulting Joint Stock Company 2、Pacific Corporation)との4社コンソーシアムにて、ベトナム電力公社Vietnam Electricity(以下、EVN)が同国南部ビントゥアン省ビンタン地区に計画している石炭焚火力発電所(出力60万キロワット)の建設工事を受注しました。
 
本プロジェクトは、当社が、斗山、ベトナム現地パートナー2社との同コンソーシアムにて2013年にEVNから受注し、現在建設中のビンタン4石炭火力発電所(出力60万キロワット2基、合計120万キロワット)の隣接地に、追加で1基建設するもので、2019年の運転開始を予定しています。当社が蒸気タービン及び発電機の供給、斗山がボイラーの供給および現地工事、ベトナム現地パートナー2社がプラント補機の供給を担当します。本発電所は超臨界発電所*として計画されており、完成すると、同国で現在稼働している他の石炭焚火力発電所よりも高効率で、尚且つ環境にもより配慮した発電所となる予定です。
 
ベトナムでは、引き続き6%台後半~7%台のGDP成長率が予想されており、これに伴い、前年比10%以上の電力需要の伸長が見込まれています。
しかし、同国最大の経済圏であるホーチミン市を抱える南部地域では電力需給が逼迫してきている一方、従来より計画されている電源開発の遅延が問題となっていることから、本プロジェクトは同国の今後の経済成長を支える安定した電力供給の実現のため重要なプロジェクトと位置付けられています。
 
当社は、本プロジェクトを通じてベトナムにおける電力の安定供給及び同国の経済発展に貢献するとともに、東南アジアを始め世界各地で、環境へ配慮したインフラの整備に取り組んでまいります。
 
* 「2015年11月のOECD輸出信用作業部会にて基本合意され、OECD公開文書TAD/PG(2016)1のANNEX VIして記載されている石炭火力の公的金融支援の条件に照らすと、本石炭火力発電所の技術は超々臨界圧に区分されます。(2017年1月25日追記)」
 
 
【プロジェクト完成予想図】
注: 上記予想図は同サイトに建設される他プロジェクト(ビンタンI、ビンタンII、ビンタンIII)も含まれる。
【参考情報】
1  ベトナム電力公社(Vietnam ElectricityEVN)の概要
      (1)  本社所在地   : 18 Tran Nguyen Han Street, Hoan Kiem District, Hanoi, Vietnam
      (2)  設立              : 1954年
      (3)  事業内容       : 発電事業、送配電事業
      (4)  代表者          : Dang Hoang An (President & CEO)
 
2  三菱商事の概要
      (1)  本社所在地   : 東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
      (2)  創立              : 1954年4月
      (3)  事業内容       : 地球環境・インフラ事業開発、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業、の7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として、多角的なビジネスを展開。
      (4)  代表者          : 代表取締役社長 小林 健
 
 
3  斗山重工業(Doosan Heavy Industries & Construction)の概要
      (1)  本社所在地    : 22, Doosanvolvo-ro, Seongsan-gu, Changwon City, Kyongsangnam-Do, Republic of Korea
      (2)  設立               : 1962年
      (3)  事業内容        : 発電設備事業、淡水/水処理・産業設備事業、鋳鍛事業、建設事業、卸小売事業
      (4)  代表者           : Gee-won Park (Chairman & CEO)
 
 
【地図】

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TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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