プレスルーム
2023年12月18日
三菱商事株式会社
泰国Charoen Pokphand Group Co., Ltd社とのタイ製造業の 脱炭素化に向けたFeasibility Study実施について
三菱商事株式会社(以下、「当社」)は、タイCharoen Pokphand Group Co., Ltd社(以下、「CP社」)と、タイ製造業の脱炭素化に向けてのFeasibility Study(FS)実施に関する覚書を締結しましたので、お知らせ致します。本FSの目的は以下の通りです。
【FSの目的】
周辺国で開発したカーボンフリー電源をタイに供給し、同国の脱炭素化及び製造業の競争力強化に貢献する。
当社は、欧州・日本国内を始めとして、再生可能エネルギーを先行して開発してきました。東南アジアでは、ラオスMonsoon陸上風力発電所を開発(2025年営業運転開始予定)する等、東南アジアの脱炭素化にいち早く貢献してきました。CP社は、タイにおける農業分野や食料品ビジネスを基幹として、自動車、不動産、通信をはじめとした幅広い事業に注力しております。今回のFSを通じて、当社の強みである再エネ電源開発と、CP社の強みであるタイ国内における強力なネットワークを掛け合わせ、タイの脱炭素化及び製造業の競争力強化を実現することを狙いとします。
エネルギーを取り巻く国際的な環境が変化する中、アジア各国がエネルギーの安定供給や持続的な経済成長、気候変動対策を同時に対応する為には各国の事情に即したエネルギートランジションを進めることが重要です。タイは政府目標として、2050年までにカーボンニュートラル、2065年までにネット・ゼロ・エミッションを目指しております。
日本国政府としては、国内の脱炭素化はもちろん、東南アジアの脱炭素化をけん引することを目的として、アジア・ゼロエミッション共同体閣僚会合(Asia Zero Emission Community(AZEC︓エイゼック))を開催しております。今回の両者の覚書は、AZECの基本理念である脱炭素化と、エネルギー安全保障、並びに、経済成長の実現に資するものであり、12月16日に開催された日ASEAN友好協力50周年式典にて締結されております。
三菱商事はEX(エネルギー・トランスフォーメーション)に向けた本事業の取り組みを加速化させると共にタイと周辺国の脱炭素化、また、持続可能な未来に向け世界の脱炭素化に貢献して参ります。
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」に資する取り組みになります。
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705