三菱商事

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2011年8月16日
カンタスグループ
ジェットスターグループ
日本航空株式会社
三菱商事株式会社

カンタスグループ、日本航空、三菱商事、ジェットスター・ジャパンの設立に合意
新ローコストキャリア-2012年に国内線就航

カンタスグループ(本社:豪州シドニー、CEO:アラン・ジョイス)、日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大西賢、以下、日本航空)、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健、以下、三菱商事)の3社は本日、ジェットスター・ジャパン株式会社(以下、ジェットスター・ジャパン)を設立することで合意いたしました。これにより、日本の国内、国際線市場において、低価格運賃の空の旅を提供します。
 
出資比率はカンタスグループ、日本航空、三菱商事の3社がそれぞれ1/3ずつです(議決権ベース)。
 
ジェットスター・ジャパンは、2012年中の就航を予定し、東京(成田)、大阪(関西)を始め、札幌、福岡、沖縄などへの路線を検討しています。そして順次アジアの主要都市を中心とした短距離国際線への就航も計画しています。
 
ジェットスター・ジャパンは、3機のA320型機(1クラス、180席)にて運航を開始し、最初の数年間で24機まで増やす予定です。新会社の総資本額は、運航開始後には120億円となる予定です。
 
カンタスの最高経営責任者(CEO)アラン・ジョイス(Alan Joyce)は、次のように述べています。
「ジェットスター・ジャパンの設立は、カンタスグループにとって、歴史的かつ非常に重要なステップです。カンタスグループは、日豪間で定期運航しているカンタス航空とジェットスター航空を有し、日本の航空市場において運航を行ってきた長い歴史があります。
 
カンタスグループと日本航空はコードシェア・パートナーおよびワンワールド・アライアンス・メンバーとして、長年にわたり関係を築いてきました。日本航空に加え、日本における優れたグローバル・ブランドの一つである三菱商事と共に、ジェットスター・ジャパンを設立することができ、ジェットスター・ブランドをアジア地域へさらに拡大できることを大変喜ばしく思います。
 
カンタスグループは、ローコストキャリアを設立してきた豊富な経験があります。パートナーの2社と共に、日本の旅行者の皆様に低価格運賃を提供する新会社を設立できることを楽しみにしています。」
 
本日、東京にて、日本航空 代表取締役社長の大西賢、三菱商事 常務執行役員新産業金融事業グループCEOの武内英史、ジェットスターグループCEOのブルース・ブキャナンが本件の発表を行います。
 
日本航空 代表取締役社長 大西賢は、「今回のジェットスター・ジャパンの設立は、国内において人の動きをより活発にすることのみならず、より多くの アジア諸国と日本の都市が結ばれることで日本を訪れる人がさらに増え、国内消費の活性化、ひいては日本経済全体の活性化に大きく繋がるものと考えています。できるだけ多くの方に航空の利便性を肌で感じていただき、新規需要創出に繋げたい。」とコメントしています。
 
三菱商事 常務執行役員新産業金融事業グループCEOの武内英史は、「既に成功を収めているジェットスターの日本参入は、わが国の航空運送事業を活性化させるものである。これがわが社が参画を決断した理由であり、航空機リースの提供などを通じジェットスター・ジャパンの本邦ならびに東アジアにおける成功を幅広く支援していきたい。」とコメントしています。
 
ジェットスターは、2007年に初めてのローコストキャリアとして日本に就航し、これまで日豪路線において約200万人のお客様にご利用いただいております。
 
安い運賃を提供するジェットスターは、お客様がより頻繁に飛行機の旅を楽しむ機会や、より多くのお客様が初めて空の旅を楽しむ機会を提供します。また、ジェットスター・ジャパンの設立は、日本に新たな旅行需要を創出し、日本経済の活性化にも貢献するものです。
 
この新事業は、売上高においてアジア太平洋地域最大のローコストキャリアであり、世界で最も成長している航空会社であるジェットスターの地位をさらに強化するものです。ジェットスターは就航からわずか7年で、年間2,000万人のお客様にご利用いただくまでに成長しています。
 
新規需要を促進するため、ジェットスター・ジャパンの運賃には他社より安い運賃を提供する「プライス・ビート・ギャランティー」(最低価格保証)が適用される予定です。
 
 
<新会社の概要>
商号       :ジェットスター・ジャパン株式会社(予定)
所在地    :未定
事業内容 :航空輸送事業(国内線・国際線)
出資比率 :カンタスグループ、日本航空、三菱商事、各社1/3ずつ(議決権ベース)
(無議決権株式を含めて、カンタスグループ 42%、日本航空 42%、三菱商事 16%)
※日本市場におけるさらなるビジネス機会拡大のため、日本の株主を増やす可能性があります。
拠点空港 :未定
資本金    :当初資本金48億円、運航開始後には増資を含め120億円を予定
決算期  :6月末
従業員数 :初年度 150人(数年間で800人に拡大予定)
※代表者は、新会社設立後に決定します。
※設立および事業許可申請は、2011年9月を予定しています。
 
 
本件に関するお問合せ先:
 
ジェットスター広報代理店 オグルヴィPR 担当:田中、豊田、大北
Tel: 03-5793-2334 / 2382 / 2384 
 
日本航空 広報部報道グループ
Tel:03-5460-3105 
 
三菱商事 広報部報道チーム
Tel:03-3210-2172

<添付資料>
ジェットスターグループの日本路線について
ジェットスター航空は現在、2クラス制のA330型機により、オーストラリアのケアンズ/ゴールドコースト-成田/関西間の長距離線を運航しています。また、ジェットスター・アジア航空により、関西-シンガポール(台北経由)間の短距離国際線を運航しています。
2007年3月の日本就航以来、ジェットスターは日豪間を結ぶ座席供給数で最大の航空会社となり、約200万人のお客様にご利用いただいております。
2009年に、ジェットスターは第20回「日本のベスト・アドバタイザー」において、『CM-Branding評価 躍進企業100傑』に選ばれました。
 
カンタスグループならびにジェットスターグループについて
カンタス航空とジェットスターは、カンタスグループ内で相互に補完しあう二つのブランドです。それにより、スケールメリットの追求、ネットワーク、およびカスタマー・リーチの3つのポイントにおいて独自の強みを発揮します。
カンタス航空は、オーストラリアで最大の国内および国際線航空会社であり、世界のプレミア・キャリアの一つです。ジェットスターは、最も成長著しく、最も成功したローコストキャリアブランドであり、オーストラリア、ニュージーランド、アジア太平洋地域で運航しています。
カンタスグループの一員として、ジェットスターはレジャー市場向けに低価格運賃で運航するローコストキャリアです。ジェットスターグループは、オーストラリアおよびニュージーランドのジェットスター航空、シンガポールのジェットスター・アジア航空、ベトナムのジェットスター・パシフィック航空で構成されています。ジェットスターは2006年に初めてローコストキャリアとして長距離国際線を運航した航空会社です。
より多くの人々がより多くの場所に向けてより頻繁に飛行機を利用できるよう、いつでも低価格運賃を提供することがジェットスターの使命です。
ジェットスターグループは2004年に設立以来、7,500万人のお客様にご利用いただき、売上高においてアジア太平洋地域最大のローコストキャリアです。また、設立からわずか7年で、年間で2,000万人のお客様にご利用いただくなど、最も急速に成長している航空会社です。
2011年末までに、ジェットスターグループ全体で週3,000便以上を、86機の機材により、アジアおよびアジア太平洋地域の17カ国、60以上の都市に就航する予定です。
 
<ジェットスターグループの概要>
構成: ジェットスター航空(オーストラリア)<カンタス航空の完全子会社>
ジェットスター航空(ニュージーランド)<カンタス航空の完全子会社>
ジェットスター・アジア航空 (シンガポール)<Westbrook Investments Pte Ltd 51%、カンタス航空49%>
ジェットスター・パシフィック航空 (ベトナム)<カンタス航空27%、最大手の株主はベトナム国営資本投資会社>
Express Ground Handling(オーストラリア)<グランドハンドリング会社>
本部所在地 :豪メルボルン
代表者      :グループCEO ブルース・ブキャナン (Bruce Buchanan)
設立年月日 :2004年
従業員数   :7,000名(2011年8月1日現在)
 
 
日本航空について
日本航空は、38か国225空港に就航するフルサービスの航空会社です。羽田空港及び成田空港等をベースとし、北米、欧州、アジア・オセアニアに幅広くネットワークを持っています。また、日本国内においては、50を超える空港に就航しています。航空機材は、777、767、737-800等を使用し、国内線・国際線合わせて1か月当たり約22,000便を運航しています。アライアンスについては、高品質のサービスを提供するワンワールド・アライアンス(oneworld(R)Alliance)に加盟しています。
 
<日本航空の概要>
商号         :日本航空株式会社
本社所在地 :東京都品川区東品川2丁目4番11号
代表者      :代表取締役会長 稲盛和夫
               代表取締役社長 大西 賢
設立年月日 :1953年10月1日
資本金      :2,050億円
従業員数   :13,114名(2011年7月1日現在)
 
 
三菱商事について
三菱商事は、国内および海外約80カ国に200 超の拠点を持つ最大の総合商社です。
新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の6 グループにビジネスサービス、地球環境事業開発の2 部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域としており、500 社を超える連結対象会社と共に、世界中のお客様とビジネスを展開しています。
 
<三菱商事の概要>
商号         :三菱商事株式会社
本社所在地 :東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
代表者      :代表取締役 社長   小林 健
設立年月日 :1950年4月1日
資本金      :2,036億円
従業員数   :5,665名(2011年3月31日現在)

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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