三菱商事

プレスルーム

2012年10月18日
三菱商事株式会社
ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社

オープンエンド型不動産私募REITの組成に関するお知らせ

三菱商事株式会社(以下、三菱商事)の100%子会社であるダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社(以下、DREAM)は、不動産私募ファンド事業の新たな柱の一つとして、オープンエンド型不動産私募REIT(名称:DREAMプライベートリート投資法人。以下、本私募REIT)(※1)を、当初3物件、総資産規模約317億円で運用開始致しましたのでお知らせいたします。
 
既存の上場J-REITや不動産私募ファンドとは異なる特性を持つ私募REITは、これまで大手ディベロッパー系の私募REITが先行する形で順調に市場を拡大しています。DREAMとしては、総合商社系では国内初となる参入となりますが、産業界と幅広い接点を有する総合商社系ならではの特色ある私募REITとすべく、三菱商事が取得・開発した優良不動産の組入れも行いながら、本私募REITの資産規模を3年間で1,500億円規模、5年間で2,500億円規模まで拡大することを目標として運用していく方針です。
 
本私募REITは、三菱商事グループが有する不動産開発、運営、金融事業のノウハウを組み合わせて組成したもので、国内初の商業施設・物流施設を中核に据えた総合型私募REITとなっています。運用開始当初ポートフォリオは、首都圏に所在する商業施設、物流施設、賃貸住宅の3物件により構成されますが、いずれの物件もアセット特性に応じた優良立地に位置し、信用力の高いテナントとの間で中長期の賃貸借契約が締結されている等、中長期的に安定的なキャッシュフロー(賃料収入)が見込まれる物件となっております。
 
本私募REITは、株式や債券の代替投資として長期安定運用を志向する年金基金および機関投資家等を対象とした商品です。海外の年金基金と比べて未だ不動産に対するアロケーションが少ない本邦年金基金に新たな投資機会を提供し、安定運用の一端を担うことを目指しています。
 
本私募REITの資産運用会社であるDREAMは、2004年の会社設立以来、国内外の機関投資家向けに複数の不動産私募ファンドを組成し、運用を行っており、本年9月には先行して、本私募REITと商品性を異にする物流施設特化型2号ファンドの組成も完了し、現在の運用資産残高は5,500億円を超え、総合商社系では国内最大規模の不動産私募ファンド運用会社となっております。 
 
三菱商事は、不動産私募ファンド事業を上場J-REIT事業と並ぶ新産業金融事業グループにおける最重点事業のひとつと位置づけており、本私募REITを含む不動産私募ファンドの運用を担うDREAMと共に、今後も不動産証券化市場の発展、及び本邦投資家に対する良質な投資機会の提供に努めて参ります。
 
(※1) オープンエンド型不動産私募REIT
非上場型のREIT(不動産投資法人)。従来のクローズドエンド型不動産私募ファンドと異なり、満期がないために、元本償還額がファンド期間終了時の市況に左右されるリスクが限定的であり、また、上場REITと異なり非上場であるため資本市場の影響による投資口の価格変動リスクが限定されている等の特徴を持つ。
 
  
 
【本私募REITの概要】
ファンド名:         DREAMプライベートリート投資法人
運用開始時期:   2012年10月16日
投資対象:         首都圏を中心とする商業施設、物流施設、賃貸住宅、オフィス物件
当初資産規模:   約317億円
投資家:            国内大手機関投資家・年金基金等
 
 
【ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社概要】
事業内容:         不動産私募ファンド事業(金融商品取引業)
設立年月:         2004年10月
資本金:            3億円
株主構成:         三菱商事株式会社(100%)
代表取締役:      荻久保直志
投資運用対象:   商業施設、物流施設、賃貸住宅、オフィス、インダストリアル施設、
                     海外不動産等
運用資産残高:   約5,500億円(2012年10月1日時点)
 
 
【ご注意】
この文書は、情報提供のみを目的とするものあり、投資勧誘を目的とするものではありません。
【本ファンドのスキーム図】
【本ファンドのスキーム図】

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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