三菱商事

プレスルーム

2013年2月5日
気仙沼市
気仙沼信用金庫
公益財団法人 三菱商事復興支援財団

『気仙沼きぼう基金』の設立について

気仙沼市、気仙沼信用金庫、公益財団法人三菱商事復興支援財団(以下、三菱商事復興支援財団)は、気仙沼市の復興をより力強く推進していくことを目的として、『気仙沼きぼう基金』(以下、本基金)を共同で設立することと致しました。
 
気仙沼信用金庫と三菱商事復興支援財団は協働で、被災地の「産業復興・雇用創出」支援に取り組んでおります。本基金は、両者の支援を通じて自立的経営を実現された気仙沼市内の事業者の皆さまから、三菱商事復興支援財団が得る配当収入を原資に地域産業への再投資を行い、地元の皆さまの活力を地域全体の復興に繋げることを目的に設立致します。また、地域復興に全力で取り組む気仙沼市が中核メンバーに参画し、より効果的な基金運営を推進して参ります。なお、事務局は気仙沼信用金庫が担当致します。
 
本基金設立と併せ、三菱商事復興支援財団は、気仙沼信用金庫と協働で気仙沼市内の複数事業者(三陸飼料株式会社、気仙沼ケーブルネット株式会社、気仙沼地域エネルギー開発株式会社)に対し、総額2.5億円の出資を決定致しました。3件に加え、今後支援させて頂く気仙沼市内の事業者の皆さまから得られる配当の全額を、本基金に寄附することにしております。
 
気仙沼信用金庫は、地域に根差した知見・ネットワークを生かし、雇用の維持・創出、地域経済活性化の観点から、各事業者への支援を三菱商事復興支援財団に要請致しました。自らも融資を通じて各事業者の経営基盤を支えていきます。
 
支援先の三陸飼料株式会社は、水産加工の過程で出る魚のアラなどの残滓処理を行い、畜産用の飼料を製造する企業です。気仙沼市の基幹産業である水産業の復興に欠かすことのできない存在として、工場の早期復旧を後押し致します。
気仙沼ケーブルネットワーク株式会社は、市唯一のケーブルテレビ局として、市の災害放送の役割も担っています。地域の重要な情報拠点として早期復旧を支援致します。
また、気仙沼地域エネルギー開発株式会社は、未利用の森林資源を用いた循環型のエネルギー事業の確立を目指しており、これを支援することで地元経済の活性化に繋げたい考えです。
 
東日本大震災から2年が経過しようとしていますが、津波により甚大な被害を受け、1,000名以上の方が亡くなられた気仙沼市では、インフラの整備等が徐々に進んでいる一方で、基幹産業である水産業をはじめ、地元産業の復興は未だ再建途上にあります。気仙沼市、気仙沼信用金庫、三菱商事復興支援財団は、本基金を通じて、気仙沼における産業の再生を全力で後押しして参ります。
 
 
『気仙沼きぼう基金』のスキーム図
 
 
 
【各社概要】
 
1.気仙沼信用金庫:
①本社所在地:宮城県気仙沼市八日町二丁目4-10
②設      立:1926年9月
③出  資  金:78億円
④事 業 内 容:預金業務・融資業務他
⑤従 業 員 数:121名
⑥代  表  者:理事長 菅原 務
 
2.公益財団法人三菱商事復興支援財団
①本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
②設            立:2012年3月 (公益財団法人化は2012年5月)
③財 団 規 模:60億円
④事 業 内 容:
修学が困難となった学生に対する奨学金の給付、復興支援活動に従事する非営利団体等(NPO法人や社会福祉法人等)への助成金の給付、その他 被災地の産業復興・雇用創出等に資する事業
⑤代  表  者:
会    長 小林 健(三菱商事代表取締役社長)
副 会 長 鍋島 英幸(三菱商事代表取締役副社長)
代表理事 廣田 康人(三菱商事執行役員 環境・CSR推進部長)
 
以 上
 

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
ページ上部へ