三菱商事

プレスルーム

2014年6月17日
三菱商事株式会社

トルコ共和国 イスタンブール地下鉄向け鉄道車両受注
トルコで初となる完全無人運転システムを採用

三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)は、トルコ・イスタンブール市政府(Istanbul Metropolitan Municipality、以下「IMM」)と地下鉄向け鉄道車両の供給契約を締結致しました。契約金額は119百万ユーロ(約160億円)、車両数は126両(21編成)です。供給する車両は、スペイン最大の鉄道車両メーカーであるCONSTRUCCIONES Y AUXILIAR DE FERROCARRILES, S.A.(以下「CAF社」)製で、トルコで初となる完全無人運転システムを採用します。本年8月頃にイスタンブール市が融資契約を調印する見込みであり、車両の納入時期は2016年から2017年を予定しています。
 
人口増加が著しいトルコではイスタンブールなど都市部への人口流入に歯止めがかからず、慢性的な交通渋滞が深刻な社会問題を引き起こしています。このためIMMは交通インフラ整備を最重要課題としており、2019年までに20路線、400Km、車両数2,500両の地下鉄網整備を目標に掲げています。IMMは本件を機に今後全て完全無人運転システムを採用する予定です。
 
この度受注した車両は、現在IMMがイスタンブール市内のアジア側で建設を進めている地下鉄新線(路線長19.7km、計16駅)に使用される予定です。住宅地のある内陸部のチェクメキョイ(Çekmeköy)から、ボスポラス海峡沿岸部のウスキュダル(Üsküdar)を繋ぐ路線で、海峡を横断する近郊線(マルマライ)とも直接乗り継ぎ可能となります。交通渋滞の解消に向けて、市民の新たな交通手段として重要な役割を果たすことが期待されています。
 
CAF社は欧州で有数の鉄道車両メーカーとして、欧州のみならず北中南米・アジア・大洋州等の世界各地で車両を供給した実績があり、三菱商事とは長年にわたって車両用電機品取引などを通じて良好な関係を築いております。今回の受注は、シンガポールやドバイにおける三菱商事の無人運転車両の供給実績とプロジェクト遂行力、更にはCAF社の価格競争力が評価されたものです。三菱商事並びにCAF社は本件を契機として、今後もトルコの無人運転システム鉄道網整備への貢献を目指します。
 
【三菱商事】
(1)本社所在地: 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
(2)設立: 1950 年4 月
(3)資本金: 2,044 億円(2014年3月末時点)
(4)従業員数: 68,383人(2014年3月末時点、連結)
(5)代表者: 代表取締役社長 小林 健
 
【CAF社】
(1)本社所在地: José Miguel Iturrioz, 26, 20200 Beasain, Spain
(2)設立: 1917年
(3)資本金: 573百万ユーロ
(4)従業員数: 6,938人
(5)代表者: Andrés Arizcorreta García, CEO

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三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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