三菱商事

プレスルーム

2015年5月18日
三菱商事株式会社
株式会社日立製作所

三菱商事と日立がミャンマー向け鉄道信号システム一式を受注

三菱商事株式会社(社長:小林 健/以下、三菱商事)と株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、15日、ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)のミャンマー国鉄と鉄道信号システム一式に関する正式契約を締結しました。契約金額は約24億円で、本プロジェクトは独立行政法人 国際協力機構(JICA)による無償資金協力による資金が供与されます。本設備の納入完了は2017年6月末を予定しています。
 
今回、三菱商事と日立がミャンマー国鉄に供給する鉄道信号システムは、列車の在線位置情報を指令所にて一元的に把握するための列車中央監視装置や列車を安全に運行するための信号灯や分岐器を制御する電子連動装置、列車の接近により自動的に警報を作動させる踏切自動警報装置などで、据付工事までを実施します。導入される区間は、ミャンマーの旧首都であったヤンゴンとマンダレーを結ぶ主要鉄道幹線の一部で、ヤンゴン中央駅からピュンタザ駅までの約140キロの区間です。
 
ミャンマーの鉄道は老朽化が進み、輸送サービスの質と安全性の向上が喫緊の課題となっています。また、ミャンマー国内の長距離輸送手段は自動車輸送あるいは航空輸送が大部分を占めており、旅客・貨物輸送の需要増加に対応するには鉄道網の整備が必要となっています。
三菱商事はアジアや中東地域で数多くの車両・鉄道関連設備の供給契約を履行した実績を持ち、日立は車両システムから信号システムまで鉄道向けのソリューションをワンストップで提供できることが強みです。
両社の強みを掛け合わせ、日本の技術に基づいた実績ある信号システムを供給することにより、ミャンマーの鉄道輸送における安全性の向上、および近代化、物流インフラの拡充・多様化に貢献します。
 
ミャンマー国内では、将来案件としてヤンゴン環状線の近代化、ヤンゴン~マンダレー路線の全区間の近代化など、複数の鉄道プロジェクトが計画されています。特に今回のプロジェクト区間は、ヤンゴン環状線とヤンゴン~マンダレー路線を繋ぐ重要な区間でもあります。
三菱商事と日立は、今回の受注を皮切りに、今後もミャンマーでの将来案件の受注に向けて積極的に取り組んでまいります。
 
■ヤンゴン~マンダレー路線図(出展:独立行政法人 国際協力機構(JICA))

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