三菱商事

プレスルーム

2015年6月5日
三菱商事株式会社

ベトナムにおける分譲住宅開発事業参入について

三菱商事株式会社(以下、当社)は、Sembcorp Development社(本社:シンガポール、以下セムコープ社、※1)と共同で、ベトナムにおいて分譲住宅開発事業(以下、本プロジェクト)に参入することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
 
本プロジェクトは、ホーチミン市に隣接するビンズン省内の、「ベトナム・シンガポール工業団地(以下、VSIP、※2)ビンズン」のメインゲートエリアにおいて、16階から18階建のマンション11棟、1,419戸(予定)を中心に段階的に開発を行うものです。
 
VSIP事業は、シンガポール政府とベトナム政府の合意に基づき1996年にベトナム国内で開発を開始、当社はセムコープ社と共に設立当初から参画しており、現在までに計6ヶ所の工業団地の開発を行って参りました。更に2012年9月にはセムコープ社と東南アジアにおける総合的な不動産開発(タウンシップ開発)を行うことを目的とした戦略提携を結んでおり、本プロジェクトは同提携における分譲住宅開発の最初の案件となるものです。
 
ベトナムには、堅調な経済成長を背景に製造業を中心とする外資系企業の進出が続いており、進出企業が入居する工業団地周辺における人口増加も進んでいます。これに伴い住宅や商業施設等都市機能を含めた開発が期待されており、当社は「VSIPビンズン」を皮切りに、今後、他のVSIP工業団地周辺における不動産開発事業を推進して参ります。
 
当社は、日本、北米、中国、東南アジア諸国で不動産開発事業に取組んでおり、日本の高い技術や商品企画力に基づいた、質の高い不動産開発を進めております。今後は、ベトナム国内での不動産開発事業を拡大させると共に、フィリピン、インドネシア、ミャンマーなど他の東南アジア諸国に於いても質の高い不動産開発事業を展開して参ります。
 
【プロジェクト概要】
土地面積: 40,100㎡
建物面積: 163,436㎡
棟数: 11棟
総戸数: 1,419戸(予定)
スケジュール 第一期着工: 2015年7月(予定)
                     第一期販売開始: 2015年10月(予定)
                     第一期竣工: 2017年上旬(予定)
 
【完成イメージ】
【位置図】
【注記】
※1:Sembcorp Development社について
(会社名)Sembcorp Development Pte. Ltd.
(設  立)1976年
(本  社)シンガポール共和国
(代表者)Kelvin Teo, CEO
(事業内容)
Sembcorp Development社はアジアにおける工業団地およびその周辺の大規模都市開発分野において20年以上の経験を持つリーディングデベロッパーで、ベトナム、中国、インドネシアにおいて、工業団地、商業施設、住宅を含む総合的な開発を推進しています。同社の100%親会社で、シンガポール政府系ファンドテマセク・ホールディングスが49.5%を出資するSembcorp Industries社は、世界6大陸で造船事業、電力・水供給事業を展開し、グループ総資産約130億ドル、従業員数8,000名を超えるシンガポールの代表的企業グループの一つです。
 
※2:ベトナム・シンガポール工業団地事業(VSIP)について
VSIPはシンガポール政府とベトナム政府の合意に基づき、Sembcorp Development社を中心とするシンガポール側コンソーシアムと、ベトナム・ビンズン省政府系企業Becamex IDC社の共同事業として、1996年にビンズン省において500haの工業団地開発を開始致しました。
その後順次ベトナム国内に開発エリアを拡大し、現在までに計6か所、開発総面積約6,000ha、入居企業総数は日系企業138社を含め533社となる工業団地開発事業を手掛けています。三菱商事はシンガポール側コンソーシアムの一員として、出資すると共に企業誘致活動等を行っております。
 
以 上

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
ページ上部へ