三菱商事

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2015年6月25日
株式会社GRA
あぶくま信用金庫
公益財団法人三菱商事復興支援財団

宮城県山元町にいちごの通年栽培施設「ICHIGO WORLD」が完成
~いちご栽培技術を世界に発信する拠点を目指して~

株式会社GRA(以下、GRA)は、あぶくま信用金庫の融資に加え、公益財団法人三菱商事復興支援財団(以下、三菱商事復興支援財団)から5,000万円の出資を受け、宮城県山元町にいちごの通年栽培施設「ICHIGO WORLD(イチゴワールド)」を完工いたしました。本日、6月25日にオープンセレモニーを行います。
 
宮城県山元町は東北地方で最大のいちごの産地でしたが、震災の影響により、多くのいちご農家が甚大な被害を受けました。GRAは、山元町の復興を目指して震災後に設立された会社です。山元町の地元農家と協力し、IT技術を駆使して、高品質ないちごを生産しています。生産されたいちごは「ミガキイチゴ」として、全国に出荷され、中でも最高級の「ミガキイチゴ プラチナ」は1粒1,000円で販売されるほど甘味、香り、食感が洗練されています。また、生産したいちごを用いたスパークリングワイン「ミガキイチゴ・ムスー」の販売も行っています。
 
この度完成した「ICHIGO WORLD」では、新たに5名の地元農家を雇用し、年間約20トンのイチゴの販売を目指します。また、スパークリングワインの「ミガキイチゴ・ムスー」を年間5万本、缶タイプの「ミガキイチゴ・カネット」を年間3万本販売することで、6次産業化のモデルとなる事業を目指します。今後は、新たに農家になる方の就農支援事業にも力を入れ、日本の農業の担い手を増やし、ミガキイチゴ生産農家のフランチャイズ化を図ります。
 
三菱商事復興支援財団は、GRAへの支援を決定し、地元の雇用や、地域経済の活性化を通じて、宮城県内の復興を力強く後押ししていきます。東日本大震災から4年が経過しましたが、地震により甚大な被害を受けた被災地域は未だ再建途上にあります。三菱商事復興支援財団は今後も、あぶくま信用金庫をはじめ地元金融機関と協働し、被災地域の支援を継続して参ります。
いちごの通年栽培施設 ICHIGO WORLD
スパークリングワイン
【参考】各社概要
1.株式会社GRA
①本社所在地:宮城県亘理郡山元町山寺字桜堤47
②設立:2012年1月17日
③資本金:3,420万円
④事業内容:
農産物の生産販売および輸出、農業技術の研究開発、産地   
ブランド開発、加工品商品開発、栽培管理システム開発、海外生産展開
⑤代表者:岩佐 大輝
 
2.あぶくま信用金庫
①本店所在地:福島県南相馬市原町区栄町2丁目4番地
②設立:1950年9月
③資本金:107億円
④事業内容:預金業務・融資業務他
⑤代表者:理事長 太田 福裕
 
3.公益財団法人三菱商事復興支援財団
①本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
②設立:2012年3月
③財団規模:100億円
④事業内容:
修学が困難となった学生に対する奨学金の給付、復興支援活動に従事する非営利団体等への助成金の給付、その他被災地の産業復興・雇用創出等に資する事業
⑤代表者:
会長 小林 健  (三菱商事 代表取締役社長)
副会長 廣田 康人(三菱商事 代表取締役 常務執行役員)
代表理事 野島 嘉之 (三菱商事 環境・CSR推進部長)

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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