三菱商事

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2015年10月23日
FLUXYS
ENGIE
日本郵船株式会社
三菱商事株式会社

三菱商事、仏ENGIE(旧:GDFスエズ)、日本郵船: 船舶向けLNG燃料供給事業にFLUXYSを招聘

Fluxys SA(以下、FLUXYS)、ENGIE SA(以下、ENGIE)、日本郵船株式会社(以下、日本郵船)、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)の4社は、ENGIE、日本郵船、三菱商事の3社が出資している液化天然ガス(Liquefied Natural Gas、以下LNG)燃料供給船共同保有会社の25%の株式を、FLUXYSに譲渡することで合意し、株主間契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
 
LNGは従来の石油系船舶燃料と比較して排出ガス中の有害物質が少なく、環境負荷が低減されます。2015年1月1日より北海やバルト海の航行海域において、硫黄酸化物(SOx)の排出制限が大幅に強化されたことから、欧州を中心に船舶燃料としてのLNGの重要性は高まっており、2020年までにLNG燃料を使用する船舶数は1,000隻に拡大することが予想されております。
 
ENGIE、日本郵船、三菱商事の3社は、2014年5月から船舶へのLNG燃料供給事業に関する共同スタディーを開始しており、同年8月にLNG燃料供給船共同保有会社を設立いたしました。又、現在2016年中の引渡しを目指し、LNG燃料供給船(LNG積載容量:5,100㎥)の建造を韓国で進めております。
 
FLUXYSは、本事業の活動拠点となるベルギーの主要港ZeebruggeでLNGターミナルを操業しており、本事業への参画を通じて、同港での船舶向けLNG燃料の販売を2016年中に開始すると共に、欧州における新規需要の開拓を図って参ります。第1号となる燃料供給は、United European Car Carriers社(本社ノルウェー・オスロー)が建造する自動車運搬船向けとなる予定です。
 
FLUXYS、ENGIE、日本郵船、三菱商事の4社は、地球環境と社会の変化をいち早く捉え、事業活動を通じてグローバルな環境負荷の低減に取り組んで参ります。
Zeebrugge港
LNG燃料供給のイメージ(右手側が燃料供給船) ENGIE社提供
<FLUXYS社の概要>
(1) 本店所在地 :ベルギー・ブリュッセル
(2) 事業内容:天然ガス関連インフラ(パイプライン、貯蔵基地、輸入基地)の運営、操業。Zeebrugge港の操業管理も行う。
(3) 代表者:Managing Director and CEO Walter Peeraer
(4) 設立:1975年
(5) 従業員数:約1,200名(2014年12月末時点)
 
<ENGIE社の概要>
(1) 本店所在地 :フランス・パリ
(2) 事業内容:電気・ガス事業、ガストレーディング、ガス輸送、発電事業等を展開。LNG引取実績も豊富。
(3) 代表者:Chairman and CEO Gérard Mestrallet
(4) 設立:2008年7月22日
(5) 従業員数:約152,900名(2015年6月末時点)
 
<日本郵船株式会社の概要>
(1) 本店所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番2号
(2) 事業内容:国際的な海上運送業を主とした総合物流事業および客船事業、ターミナル関連事業、海運周辺事業、不動産業、その他の事業
(3) 代表者: 代表取締役社長  内藤 忠顕
(4) 設立:1885年9月29日
(5) 従業員数:33,520名(2015年3月末時点)
 
<三菱商事株式会社の概要>
(1) 本店所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2) 事業内容:地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
(3) 代表者: 代表取締役社長  小林 健
(4) 創立:1954年7月1日
(5) 従業員数:71,994名(連結ベース、2015年3月末時点)
(6) http://www.mitsubishicorp.com

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三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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