三菱商事

プレスルーム

2015年10月27日
三菱商事復興支援財団

福島県郡山市「ふくしま逢瀬ワイナリー」竣工について

公益財団法人三菱商事復興支援財団(以下、復興支援財団)は、福島県郡山市逢瀬町に建設していたワイナリーを「ふくしま逢瀬ワイナリー」(以下、ふくしまワイナリー)と命名し、本日竣工式を執り行うことをお知らせ致します。
 
復興支援財団は、本年2月に郡山市と連携協定を締結し、福島県産果実の生産・加工・販を一連のものとする新たな事業モデル「果樹農業6次産業化プロジェクト」の構築を目指しています。ふくしまワイナリーでは、既に福島県で生産が盛んな生食用果実(桃・なし・リンゴ)の活用を図ると共に、新たにワイン用ぶどうの生産農家を育成し、リキュールやワインの製造・販売を行います。
 
リキュール・ワインは今月中に醸造を開始し、年明けの初出荷を予定しています。生産量はリキュール・ワイン合計で、当面は年間12,000リットル、将来的には年間約25,000~30,000リットルを目指します。
 
ふくしまワイナリーでは、リキュールやワインの試飲コーナーを、2017年3月までにオープン致します。また、ふくしまワイナリーが郡山市の産業や人を繋ぐ拠点となることを願い、所内のセミナールームをリキュール・ワイン作りに関する勉強会や地域の方々の憩いの場として提供致します。
 
東日本大震災から4年7カ月が経過しましたが、地震・津波により甚大な被害を受けた地域は未だ再建途上にあります。復興支援財団は、郡山市や農家の方々と共に果樹農業6次産業化プロジェクトを推進することで、地域経済を活性化し、福島県をはじめとした被災地の復興を後押ししていきます。
【ふくしまワイナリー概要】
① 所在地:福島県郡山市逢瀬町多田野字郷士郷士2番地
② 敷地面積:約9,000㎡
③ 建物面積:約1,400㎡
④ 生産量:当初12,000リットル程度(将来的には25,000~30,000リットル。)
 
【郡山市と復興支援財団の連携協定】
郡山市と復興支援財団は、郡山市における東日本大震災等からの復興を図るため、次の通り協定を締結しています。
1.目的
郡山市と復興支援財団が緊密に連携することにより、双方の資源を有効に活用した協働による活動を推進し、当財団が実施する復興支援事業を通じ、農業、観光、物産業等の地域産業の振興を図り、東日本大震災等からの復興に資することを目的とする。
2.連携協定の内容
(1)風評の払拭及び販売促進に関すること。
(2)6次産業化、農商工連携に関すること。
(3)観光の振興に関すること。
(4)地域産業の振興に関すること。
(5)地域資源を活用した商品開発に関すること。
(6)その他、目的達成のために必要な事項に関すること。
 
【復興支援財団の概要】
三菱商事は2011年4月、4年間総額100億円の「三菱商事東日本大震災復興支援基金」を創設。2011年度は、基金を通じて、義捐金や緊急支援物資・機器の提供や、被災した大学生への奨学金と復興支援に関わるNPOなどへの助成金の給付を行いました。2012年3月には「三菱商事復興支援財団」を設立、同年5月公益財団法人の認定を取得しました。復興支援財団は、基金で展開してきた大学生への奨学金制度と復興支援に関わるNPOなどへの助成金の給付制度を受け継ぎ、さらに地元金融機関と協力しながら産業復興や雇用創出に結び付く投融資活動を行ってきました。2015年度には、復興支援活動の継続のため追加で三菱商事から35億円が追加拠出されています。
①本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
②設立:2012年3月
③財団規模:100億円
④事業内容:修学が困難となった学生に対する奨学金の給付、復興支援活動に従事する非営利団体等への助成金の給付、その他被災地の産業復興・雇用創出等に資する事業
⑤代表者:会長 小林健(三菱商事代表取締役社長)
                副会長 廣田康人(三菱商事代表取締役常務執行役員)
                代表理事 野島嘉之(三菱商事環境・CSR推進部長)
  
以上

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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