三菱商事

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2016年4月20日
三菱商事株式会社

米国ペンシルバニア州における天然ガス焚火力発電プロジェクトへの参画について

三菱商事株式会社(以下、当社)は、米国の発電事業統括会社である当社100%子会社のDiamond Generating Corporation(以下、DGC)を通じて、米国ペンシルバニア州における天然ガス焚火力発電プロジェクトに参画することについて、プロジェクトの開発事業者である米Tenaska社と合意いたしました。出資比率は、当社が50%、Tenaska社が50%となります。
 
本件は、ペンシルバニア州ウェストモアランド郡(ピッツバーグから南東へ約60kmの地点)に建設される、発電容量92万kWの天然ガス焚コンバインドサイクル発電所であり、2019年度の商業運転開始を予定しています。本件では三菱日立パワーシステムズ株式会社のJ型ガスタービンを使用し、商業運転開始後は、米国最大の電力市場であるPJM市場(注)に対し電力を供給いたします。
 
DGCは米国内に9件の天然ガス火力発電所と2件の風力発電所を保有し、クリーンな電力を需要に応じて安定的に供給しています。米国北東部では、環境規制の強化やシェールガスの供給増加を背景に、石炭火力発電所を中心に老朽発電所の閉鎖が進み、その代替として天然ガス火力発電所の開発・建設が進んでいます。本件はDGCが現在ニューヨーク州で建設中の天然ガスコンバインドサイクル発電所に続き、米国北東部で2件目の発電プロジェクトとなります。
 
当社は、本プロジェクトを通じて米国における電力供給に貢献するとともに、世界各地の電力需要に対応するべく、グローバルに発電事業を展開してまいります。
 
(注) PJM市場 : ペンシルバニア州、ニュージャージー州、メリーランド州等米国北東部の13州の全域もしくは一部、及びワシントンDCをカバーする電力市場
 
【プロジェクト概要】
1. 発電容量 :天然ガスコンバインドサイクル発電 92万kW
2. 出資比率 :DGC 50%、Tenaska社 50%
3. 売電先    :PJM市場
 
【プロジェクトスキーム】
【プロジェクトの位置】
<三菱商事の概要>
(1) 本社所在地 :東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2) 創立            :1954年
(3) 事業内容     :地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開。
(4) 代表者        :社長  垣内 威彦
 
<DGCの概要>
(1) 本社所在地 :633 West 5th Street, Suite 1000, Los Angeles, CA 90071
(2) 創立            :1999 年
(3) 事業内容    :米国における発電事業
(4) 代表者        :CEO  濱田 哲
 
<Tenaska社の概要>
(1) 本社所在地 :14302 FNB Parkway, Omaha, NB 68154-5212
(2) 創立            :1987年
(3) 事業内容     :米国において発電事業、エナジーマーケティング事業、プライベートエクイティ事業、ガス開発・生産事業等を展開
(4) 代表者        :Vice Chairman & CEO  Jerry K. Crouse
 

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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