三菱商事

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2017年7月26日
三菱商事株式会社

英国海底送電資産の運営事業権取得について

三菱商事株式会社(以下、当社)は、新たに英国で5件目となる海底送電資産の運営事業権を取得しましたので、お知らせ致します。
本海底送電資産は、英国北西部沖合約25kmの洋上に位置するバーボバンクエクステンション洋上風力発電所(発電容量25.8万キロワット)及び北ウェールズ・デンビーシャー州ボデルウィダンに建設される変電所を結ぶ、海底・陸上送電線及び付随する洋上・陸上変電設備で構成されます。資産規模は約262億円(180.6百万ポンド)で、本年末頃より事業パートナーと共に20年間に亘り送電を担う予定です。
 
 
本事業権の取得に伴い、別途独国に有する4つの海底送電資産と合わせて欧州で9ヶ所、総送電距離約900km、総送電容量約435万キロワットの海底送電事業を運営することになります。
 
 
当社は、2013年に欧州海底送電事業を担う統括会社として、英国に100%子会社となるDiamond Transmission Corporation Limited(ダイアモンド・トランスミッション・コーポレーション社、以下、DTC)を設立しました。DTCは、当社から派遣する人員のみならず、資産の保守管理業務等を担う専門チームを擁し、海底送電資産の運営に携わって参りました。DTCがこれまでに蓄積したノウハウを活かし、本事業権の獲得及び本資産の運営に際しては当社がより一層主体的な役割を担っております。今後も英国では海底送電資産の更なる積上げを目指す他、陸上送電線事業、国際連系線事業等への進出も検討しております。
 
 
欧州では、2030年までに約5,000万キロワットの洋上風力発電を稼働させる計画があります。また、自然条件に左右される再生可能エネルギーの増加に伴い、送電系統の増強は益々重要となると考えられます。当社は温室効果ガス排出抑制に繋がる事業機会を通じ、経済面だけでなく、環境面や社会面への貢献を実現して参ります。
<当社の参画する海底送電プロジェクト>
プロジェクト名
所在国
参画・事業開始時期
海底送電
ケーブル長
送電容量
(万キロワット)
ウォルニー1
英国
2011年11月
48km
17.8
ウォルニー2
英国
2012年10月
48km
17.8
ボルウィン1/2
独国
2012年12月
200km/200km
40/80
ドルウィン2/ヘルウィン2
独国
2012年12月
135km/130km
90/69
シャリンガムショール
英国
2013年7月
45km
31.5
ロンドンアレイ
英国
2013年9月
54km
63
バーボバンクエクステンション
英国
2017年12月(予定)
25km
25.8
<送電資産稼働位置>
<参考情報>
1. 三菱商事株式会社 概要:
(1)本社所在地:    東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2)創立:              1954年
(3)事業内容:       地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループ体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開。
(4)代表者:           代表取締役社長 垣内 威彦
 
2. Diamond Transmission Corporation Limited社 概要
(1)本社所在地:    英国 ロンドン
(2)設立:              2013年
(3)事業内容:       欧州における海底送電事業
(4)代表者:           CEO & Managing Director 伊原 弘雅

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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