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Corporate Brochure

Central Asia

三菱商事

サプライチェーンマネジメント

世界中で多様な商品・サービスを取り扱う三菱商事にとって、持続可能なサプライチェーンの確保は重要な課題のひとつとなっています。三菱商事では、人権・労働問題・地球環境等への取り組みの方針となる「持続可能なサプライチェーン行動ガイドライン」を制定し、当社の基本的な考え方をサプライヤーの皆様と共有しています。

基本原則

三菱商事は、「三綱領」を創業以来の企業理念とし、企業の社会的責任を履行する上での拠り所としています。「企業行動指針」においても、企業活動の展開に当っては、諸法規や国際的な取決めを遵守し、社会規範に沿った責任ある行動を取ること、また企業活動のあらゆる面において地球環境の保全に努め、持続可能な発展を目指すことを定めています。

持続可能なサプライチェーン行動ガイドライン (2018年8月改訂)

  1. 方針

    世界中で多様な商品・サービスを取り扱う三菱商事にとって、持続可能なサプライチェーンの確保は重要な課題の一つになっています。三菱商事では、人権・労働問題・地球環境等への取組みの方針となる「持続可能なサプライチェーン行動ガイドライン」を制定し、三菱商事の基本的な考え方を全世界のサプライヤーの皆様へお伝えし、以下に定める項目への賛同と理解、実践を期待します。

    • (1)強制労働の禁止

      すべての従業員をその自由意思において雇用し、また従業員に強制的な労働を行わせない。

    • (2)児童労働の禁止

      最低就業年齢に満たない児童対象者を雇用せず、また児童の発達を損なうような就労をさせてはならない。

    • (3)安全で衛生的かつ健康的な労働環境の提供

      従業員に対して、安全で衛生的かつ健康的な労働環境の提供に努める。

    • (4)従業員の団結権及び団体交渉権の尊重

      労働環境や賃金水準等の労使間協議を実現する手段としての従業員の団結権及び団体交渉権を尊重する。

    • (5)差別の禁止

      雇用における差別をなくし、職場における機会均等と処遇における公平の実現に努める。

    • (6)非人道的な扱いの禁止

      従業員の人権を尊重し、虐待や各種のハラスメント(嫌がらせ)をはじめとする過酷で非人道的な扱いを禁止する。

    • (7)適切な労働時間の管理

      従業員の労働時間・休日・休暇を適切に管理し、過度な時間外労働を禁止する。

    • (8)適切な賃金の確保

      従業員には少なくとも法定最低賃金を遵守すると共に、生活賃金以上の支払に努める。また、賃金の不当な減額を行わない。

    • (9)公正な取引と腐敗防止の徹底

      国内外の関係法令を遵守し、公正な取引及び腐敗防止を徹底する。

    • (10)地球環境への配慮

      事業の遂行に際しては、地域社会及び生態系への影響にも考慮し、地球環境の保全に努める。特にエネルギー使用効率・温室効果ガス排出を含む気候変動課題・資源の有効活用・廃棄物削減・大気や土壌、河川の汚染・水使用に配慮する。

    • (11)情報開示

      上記に関する適時・適切な情報開示を行う。

  2. モニタリング

    本ガイドラインの遵守状況を把握するため、サプライヤーとのコミュニケーションを深め、サプライヤーに対する定期的な調査を実施します。
    また、活動地域や事業内容から、必要と判断される場合には、サプライヤーを訪問し活動状況の確認を行います。

  3. 遵守違反への対応

    本ガイドラインに違反する事例が確認された場合には、対象となるサプライヤーに是正措置を求めるとともに、必要に応じて、サプライヤーへの指導・支援を行います。
    継続的な指導・支援を行っても、是正が困難と判断された場合には、当該サプライヤーとの取引を見直します。

アンケート調査とサプライヤー現地視察の実施

当社は、サプライヤーの皆様と共有している「持続可能なサプライチェーン行動ガイドライン」の実践状況を把握するため、農作物やアパレルなど環境・社会性面の配慮が強く求められている商品を取り扱うサプライヤーに対して、アンケート調査を定期的に実施しています。

質問項目は「規範の有無、法令遵守」「従業員に対する強制労働、児童労働、差別の禁止」「環境保全」「情報開示」などで、2017年度実績(2018年度調査実施)は約30カ国・地域、約350社より回答をいただきました。

更に、当社は、アンケート調査のみならず、当社社員によるサプライヤーの現地視察も行っています。

アンケート調査及び現地視察を通じたサプライヤーの皆様とのコミュニケーションは、サプライヤーの皆様に当社のサステナビリティに関する考え方への理解を深めていただくきっかけとなっており、今後も継続的に取り組んでいきます。

サプライヤー現地視察の実施

2017年度は、当社がベトナムから調達するアパレル製品、白身魚に関し、当社の重要な事業パートナーであるViet Tien Garment社(縫製工場)、Vinh Hoan社(白身魚・パンガシウスの養殖・加工場)のBest Practiceについて理解を深める為に、同社の事業現場を訪問し、経営陣及び従業員へのインタビューも実施致しました。

Viet Tien Garment社では、経営戦略としてサステナビリティに取り組むことを方針としており、同戦略に基づいて省エネ目標や労働安全衛生目標等を設定して生産性向上に取り組んでいること、等をインタビューで確認しました。また、視察の結果、工場内は常に清掃活動により転倒事故が予防されていること、指紋認証システムで従業員の勤怠管理を行っていること、労働安全衛生の周知徹底を目的に労働安全衛生マニュアルや注意標識が工場内に掲示されていること等も確認し、サプライチェーン・マネジメント上重大な問題がないことを確認しました。

  • Viet Tien Garment社(縫製工場)視察の様子。
  • 工場内を常に清掃し、クリーンな環境維持及び転倒事故防止に努めている。

Vinh Hoan社においても、経営戦略としてサステナビリティに取り組むことを方針としており、同方針に基づいてASC認証※1やBAP認証※2等の各種サステナビリティ認証を取得し、競合との差別化を図っていること、等をインタビューで確認しました。また、視察の結果、従業員はユニフォームを着用し清潔で安全な労働環境が整っていること、養殖場の排水を石灰等で浄化処理し、その排水の水質は第三者機関による検査を受けていること等、社会性面のみならず、環境面においてもサプライチェーン上重大な問題がないことを確認しました。なお、今回の訪問を契機に、現場において更に改善が可能な労働安全衛生面に係る事項が発見されましたが、視察後速やかにその改善がなされました(転倒の可能性のある箇所の改善)。

  • ※1水産養殖管理協議会認証。持続可能な養殖水産物の認証制度。
  • ※2ベスト水産養殖業務認証。安全で持続可能な水産物の認証制度。
  • 従業員は正しくユニフォームを着用し、清潔・安全な環境で業務を行っている。
  • 労働安全衛生面の改善前・後の写真。転倒の可能性があった個所が埋められている。

当社は、Viet Tien Garment社及びVinh Hoan社が経営戦略にサステナビリティを組み込んでいることや、それを実現する仕組み作り(組織体制の構築や研修の実施)を実践していることを、上述の速やかな改善事項の対応も含めてサステナビリティを推進する上でのBest Practiceとして、当社グループ各社と共有の上、より良い事業活動の推進に繋げたいと考えています。

当社は今後もサプライヤーの皆様とのパートナーシップのもと、サステナビリティの推進に継続的に取り組んで参ります。

過去の視察レポートはこちら

Modern Slavery Act 2015(英国 現代奴隷法)への対応

三菱商事は英国においてもビジネスを展開する事業者として、英国で施行されたModern Slavery Act 2015に基づき、2017年度の声明を公表しています。詳しくは、当社の「2017年度 現代奴隷法に係る声明」をご覧ください。

三菱商事 2017年度 現代奴隷法に係る声明(英文)(PDF:62KB)

仮訳(和文)はこちら(PDF:164KB)

クロマグロ類について

三菱商事は水産物を扱っている企業として、漁業資源の保全や次世代への水産物の供給確保が当社にとっての重要な役割の一つと考えています。当社のクロマグロ類に関する考え方や実施している取組みの詳細は、当社の「クロマグロ類に関する声明」をご覧ください。

クロマグロ類に関する声明(仮訳)(2017年7月28日更新) (PDF:144KB)

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