三菱商事

CSR通信 2021年

  • インクルーシブ社会の実現
  • 次世代の育成・自立
  • 環境の保全

12月

インクルーシブ社会の実現

「クリスマスカード製作」を開催

三菱商事北海道支社では、2010年より毎年12月の1週間、発達障がいのある子ども達が通う「児童デイサービス“コンチェルト”」で開催されるクリスマス会に、社員ボランティアによる手作りクリスマスカードや、クリスマスケーキ、お菓子をお届けしています。また、例年は当社社員がサンタクロースに仮装してダンスを踊るなど、子ども達と楽しいひと時を過ごしています。

今年はコロナ禍でコンチェルトへの訪問は叶いませんでしたが、本店と協力して、合計100枚のクリスマスカードを贈ることができました。そしてカードを受け取った子ども達は、感謝の気持ちを込めてお礼状を書いてくれました。

今後も子ども達に社会の中での繋がりを感じてもらえるよう活動を継続する予定です。

インクルーシブ社会の実現

「クリスマス・チャリティーバザー」を開催

12月16日(木)、17日(金)の2日間、三菱商事ビル1F MC FORESTにて「クリスマス・チャリティーバザー」を開催しました。障がい者就労支援施設、復興支援団体、NGO・NPO団体に出店いただき、社員は販売応援ボランティアとしてバザーを盛り上げました。

会場では、三菱商事復興支援財団が設立したふくしま逢瀬ワイナリーの商品や地域の名産品、寄附付きの食品などバラエティーに富んだ商品を多数販売。感染防止策を講じながらの実施となりましたが、心の触れ合いのある温かなバザーとなりました。

また昨年に引き続き、三菱商事グループのイントラネットにオンラインバザーページを開設し、本店以外の社員にもショッピングを楽しんでもらいました。

インクルーシブ社会の実現

関西支社 大阪市立美術館「メトロポリタン美術館展」障がい者特別鑑賞会を開催

12月13日(月)、休館日の大阪市立美術館を貸し切り、「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」障がい者特別鑑賞会を開催しました。本プログラムは三菱商事関西支社と大阪市立美術館が協働で年1回、障がいのある方とその付き添いの方をご招待するもので、社員が会場誘導や受付などのサポートを行い運営しています。今回は招待客197名が来場され、当社及びグループ企業の社員11名が社員ボランティアとして参加。鑑賞前には特別講演会も開催し、来場者には気兼ねすることなくゆっくりと特別展を楽しんでいただきました。

インクルーシブ社会の実現

国立新美術館 「庵野秀明展」 障がいのある方のための鑑賞会の運営サポート

12月7日(火)、国立新美術館主催「庵野秀明展」における「障がいのある方のための特別鑑賞会」「分身ロボットOriHimeによる障がいのある方のためのオンライン鑑賞会」にて、三菱商事及び三菱商事グループ企業の社員約20名がボランティアとして参加し、館内誘導や遠隔者の鑑賞サポートを担当しました。

当日は会場に161名、オンラインでは8名が参加し、庵野秀明さんのアマチュア時代から現在までの創作活動の軌跡、多彩な制作資料などを堪能しました。

当社は2008年から国立新美術館に協賛し、年1回、障がい者向けの特別鑑賞会を実施しています。

11月

インクルーシブ社会の実現

第40回記念大分国際車いすマラソン大会の運営サポート

  • DREAM AS ONE. ~ともに一つになり、夢に向かって~
環境の保全

関西支社「九十九の森」第13回森林保全活動実施

11月20日(土)、八尾市黒谷地区信貴山麓の森(通称:九十九の森)において、森林保全活動を実施しました。当社では、2011年度より大阪府と協働の森づくり「アドプトフォレスト制度」を利用し、生駒山系を屏風に見立て、花や紅葉の美しい樹木を植えていく「生駒山系花屏風活動」に取り組んできました。

13回目となった今回は、当社とグルーブ企業社員および社員ご家族の計13名が活動に参加し、NPO法人日本森林ボランティア協会のスタッフ指導のもと、下草刈作業を実施しました。作業場所斜面が急で足元の悪い中、各自が効率よく作業に取り組み、最後には植栽地もすっきりとし、無事に活動を終えることができました。

インクルーシブ社会の実現

FC今治「三菱商事マッチデー」を開催

  • DREAM AS ONE. ~ともに一つになり、夢に向かって~

10月

次世代の育成・自立

三菱商事留学生奨学金 交流会開催

三菱商事は1991年度より、日本国内の大学に在籍する外国人留学生を支援しており、今年は41ヶ国から来日した全国56大学に在籍する98名の学生に奨学金を支給しています。

10月22日(金)、奨学生を招いて、オンライン交流会を開催しました。当社についての理解を深めてもらい、グループディスカッションでは、留学先に日本を選んだ理由や、日本留学の経験を将来どのように活用したいかなどについて語り合いました。コロナ禍においても相互の親睦を深める良い機会になりました。

9月

次世代の育成・自立

新生三菱商事アート・ゲート・プログラム 助成アーティスト キックオフミーティング開催

本年度からプログラム内容を刷新した三菱商事アート・ゲート・プログラムでは、今年度の奨学生および2年間にわたり助成を行うアーティストを決定し、9月15日(水)に本プログラムの関係者(選考委員兼メンター、プログラムアドバイザー、運営事務局)を交えたキックオフミーティングをオンラインにて開催しました。ミーティングでは本プログラムの趣旨や目的を改めて共有、各アーティストが今後の取り組みや抱負を発表し合うなど交流を行い、良いスタートの場となりました。本プログラムでは、今後アーティストの活動や創作を発信する中間活動報告や展覧会などを実施していきます。

当社は、次世代を担うアーティストを支援・育成をすることは創造性溢れる豊かな社会の実現につながると考え、引き続き本プログラムに取り組んでいきます。

■ロゴについて

次世代を担う才能や可能性の育成を目指す「三菱商事アート・ゲート・プログラム」の新しいロゴマークは、拡張するアートの領域と未知の世界へ広がる“GATE”をイメージしてデザインされました。

8月

インクルーシブ社会の実現

MC FOREST SCHOOL ONLINE 2021開催

三菱商事では小学生を対象とした“楽しくてためになる”ワークショップ「MC FOREST SCHOOL」を2013年から毎年実施していますが、新型コロナウイルスの影響により、今年も昨年に引き続きオンラインで行いました。

7月26日は「Let’sふくしま逢瀬ワイナリー見学」を開催。ワイン造りと新たな挑戦を知ろうという内容で、三菱商事が支援する「ふくしま逢瀬ワイナリー」の職員が講師となり、オンラインでのワイナリー工場見学を行いました。福島での生産・加工・販売の6次産業化に関するクイズを交えながら子ども達にわかりやすく説明し、子ども達からはブドウの品種や年間のワイン製造本数などについて活発な質問が飛び交い、関心の高さが伺えました。

7月30日は「地球の未来は変えられる2021」。海流や気候、海洋生物や渡り鳥の動き、現在の都市の様子などをリアルタイムで見ることができるデジタル地球儀「触れる地球」を使い、開発者である京都芸術大学の竹村眞一教授が、その地球儀に映し出されるさまざまな映像やデータを見せながら、マグロの減少や気候変動などについて子どもたちにわかりやすく解説しました。先生からの問いかけに真剣に取り組む子どもたちの姿から、環境配慮への意識が変わっていく未来に手応えを感じた60分となりました。

8月2日の「スポーツのちから みんなで応援!パラスポーツ」では、元車いすバスケットボール日本代表の根木慎志さんとともにパラスポーツの魅力を紹介。視聴者である子どもたちとボッチャのボールを画面越しに新聞紙で手作りしました。そのボールを使い、根木さんはMC FOREST内のボッチャコートで、子ども達は自宅で球を投げ合うオンライン対決をし、大いに盛り上がりました。根木さんからは「パラスポーツは工夫や努力をしながら“できない”を“できる”にするスポーツ」とその可能性と魅力を伝えていただき、最後は子ども達に将来の夢を発表してもらいました。根木さんが子ども達にエールを送ると、画面中に笑顔があふれていました。

8月6日の「きっと気になる!昆虫たちの世界」には、国立科学博物館動物研究部の研究員・井手竜也さんが登場。電子顕微鏡や実際の昆虫の標本、科学博物館の科博VRなどを使って身近な昆虫を楽しく紹介しました。昆虫の口の形で食べるものがわかる話やアリやチョウに寄生して操るハチの話など、学校では教えてくれないような話に、昆虫好きの子ども達は釘付けになっていました。質問コーナーでは子ども達が次々と手を挙げ活発な昆虫談議が交わされ、リアル開催さながらの盛り上がりを見せてました。最後に先生と一緒に昆虫のポーズで記念撮影を行い、楽しく有意義な時間となりました。

今回も全国各地から200名以上の子どもたちが、実際に講師と対面せずともそれぞれのテーマに真剣に向き合い、積極的に参加をしてくれました。

場所にとらわれず気軽に参加できる、オンラインならではの良さを活かしたFOREST SCHOOLとなりました。

5月

次世代の育成・自立

三菱商事高校生海外留学奨学金 壮行会開催

三菱商事は公益財団法人AFS日本協会を通じて、奨学金による高校生の海外留学を支援しています。

5月21日(金)、本年度渡航予定の奨学生22名及び保護者を招いてオンライン壮行会を開催しました。当社についての理解を深めてもらい、奨学生全員に決意を書いた紙を画面上に提示してもらった後、代表して8名に口頭での発表をしてもらいました。奨学生からは、「留学先では主体的に行動し、さまざまなことを吸収してチャレンジしていきたい」といった決意が述べられました。

インクルーシブ社会の実現

障がい児対象スポーツ教室「第6回DREAMキャンプ オンライン編」を開催

  • DREAM AS ONE. ~ともに一つになり、夢に向かって~

4月

インクルーシブ社会の実現

認定NPO法人国連WFP協会主催「本田亮 SDGsユーモアイラスト原画展~国連WFPのSDGs~」をMC FORESTで開催

4月6日(火)から18日(日)までの13日間、認定NPO法人国連WFP協会主催の「本田 亮SDGsユーモアイラスト原画展~国連WFPのSDGs~」がMC FORESTで開催されました。

国連が世界の国々に提唱しているSDGs(持続可能な開発目標)には17のゴールと169の具体的なターゲットがあります。その中から、2020年にノーベル平和賞を受賞したWFP国連世界食糧計画が積極的に取り組んでいるテーマを選び、ユーモラスに表現したイラストが展示されました。

次世代の育成・自立

ボランティアセミナー 「子どもの貧困をなくしたい!」 NPO法人キッズドア活動報告・ボランティア説明会

4月16日(金)、オンラインセミナー「子どもの貧困をなくしたい!」を開催しました。三菱商事の支援先であるNPO法人キッズドアの理事長の渡辺由美子氏、東操氏を講師にお招きし、日本の子どもの貧困の実態、キッズドアの活動、社内で募集予定の無料学習会でのボランティア活動についてご紹介いただきました。セミナーには当社及びグループ企業の社員130名超が参加。「未来ある子どもたちに何を私たちができるのか。本当に重要な課題だと思った」「自分でも何かできることはないか考えるきっかけになった」といった声がありました。

キッズドアの運営する無料学習支援会は76教室あり、1,960名の生徒が通っています(2019年度実績)。

当社は、「生まれてきた環境や、災害によって子どもたちの将来の夢や希望に不平等が生じる社会はおかしい」というキッズドアのビジョンに賛同し、引き続き支援をしてまいります。

3月

次世代の育成・自立

三菱商事アート・ゲート・プログラム 2020年度奨学金制度奨学生作品展を開催

  • 「MC FOREST」
    展示期間:3/7(日)~3/14(日)
  • 「ROUTE CAFE AND THINGS」
    展示期間:3/7(日)~3/15(月)

三菱商事アート・ゲート・プログラム 2020年度奨学金制度奨学生の作品展として、三菱商事ビル1FのCSRステーション「MC FOREST」、丸ビル 4Fの「ROUTE CAFE AND THINGS」の2会場にて合計50作品を展示しました。両会場とも感染防止対策下での実施となりましたが、多くのに方々にご来場いただきました。

また、3月8日(月)には本作品展のギャラリートークをオンラインで行い、奨学生全16名が作品のコンセプトや制作に対する想いを伝えました。画面越しではありましたが、コロナ禍でさまざまな影響を受けながらも、ひたむきに制作に取り組む彼ら彼女らの強い意志を感じられる時間となりました。

次世代の育成・自立

ボランティアセミナー 「こども食堂って、なに?」 NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ活動報告・ボランティア説明会

3月4日(木)、オンラインセミナー「こども食堂って、なに?」を開催しました。三菱商事の支援先であるNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえのプロジェクトリーダー三島理恵氏を講師にお招きし、日本の子どもの貧困の実態、こども食堂の役割、むすびえの活動、社内で募集予定のこども食堂でのボランティア活動についてご紹介いただきました。セミナーには当社及びグループ企業の社員約100名が参加。「こども食堂が、こどもの貧困へのアプローチだけでなく、食を通じた世代間交流や様ざまな体験の場として機能していることを知ることができた」「ボランティアに参加したい」といった声がありました。

こども食堂は、2020年2月以降のコロナ禍においても新規立ち上げが少なくとも186ヶ所確認され、全国に4,960ヶ所にまで拡大しているそうです。当社は、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」というむすびえのビジョンに賛同し、支援をしてまいります。

1月

環境の保全

第62回 丸の内市民環境フォーラム(オンライン)開催

1月27日(水)、社会を取り巻く環境問題をテーマに東京海上日動火災保険と三菱商事が1993年から共催している講演会「丸の内市民環境フォーラム」をオンラインにて開催、約350名の方にご参加いただきました。第62回目となる今回は、ゴミ清掃員としても働くお笑い芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんを講師としてお迎えし、「このゴミは収集できません~マシンガンズ滝沢さんと考えるゴミ問題~」と題して講演いただきました。ゴミの分別や食品ロス問題などについて、滝沢さんのゴミ収集の経験に基づいた様々な「気づき」をわかりやすくお話しいただき、最後の質疑応答では答えきれないほどたくさんの質問が寄せられました。また、アンケートでは「ゴミと自分の生活との関わり、環境のことなど多くの学びがありました」「見えないところに手を抜かない丁寧さが豊かな生活につながることを力説していたのが印象的だった」など、たくさんの感想が寄せられました。

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