環境の保全
かけがえのない地球環境を未来へと伝え、人と自然が調和した豊かな社会を実現するため、三菱商事は地球環境の保全に取り組んでいきます。
サンゴ礁保全プロジェクト(沖縄・セーシェル・オーストラリア)

2005年度より、世界のサンゴ礁を保全し、サンゴ礁危機の原因や影響を究明する活動「サンゴ礁保全プロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトでは、産(三菱商事)・学(大学)・民(NGOなど)が連携し、研究活動を行うとともに、社内外から募集したボランティアが環境問題について理解を深めてもらうプログラムも実施しています。
熱帯林再生プロジェクト(マレーシア・ブラジル・ケニア・インドネシア)

1990年より取り組んでいる「熱帯林再生プロジェクト」では、現地固有の樹種を密植・混植方式で植林することで、40~50年という短期間で自然林に近い生態系をよみがえらせることを目指しています。
森林保全プロジェクト「三菱商事千年の森」

三菱商事は、三菱グループの創業者・岩崎彌太郎の生誕地である高知県安芸市において、2009年より国内における環境保全を目的に、高知県、安芸市、高知東部森林組合と森林保全協定を締結し、協働による森づくり事業を実施しています。これは、三菱商事として、国内では初の森林保全の取り組みとなり、社有林143haを含めた263haを「三菱商事 千年の森」(通称:彌太郎の森)と名付け、水源涵養等の公益機能増進のための森林保全活動を実施するとともに、当社社員や安芸市民による間伐体験やボランティア活動、環境教育の場として利用しています。
また、三菱商事は2020年3月に四国森林管理局及び安芸市、高知東部森林組合と協定を締結し、彌太郎の森別役地区において四国森林管理局が定める※「緑の回廊」設定方針に準じた管理を導入することで合意し、生物多様性の保全に努めています。
※四国の国有林では保護林という制度で貴重な動植物や森林を保護してきましたが、こうした保護林と保護林をつなぐ「緑の回廊」を設定し、動植物が広く行き来できるようにすることにより、生物多様性を保全する働きを期待するもの。