インクルーシブ社会の実現
三菱商事は、誰もが生き生きと活躍できる社会を目指しています。多様な生き方が存在するいま、それぞれを尊重し共生できる世の中になるよう、活動を続けています。
母と子の自然教室

1974年から継続して開催している「母と子の自然教室」は、ひとり親家庭の母子を対象とした、人や自然との触れ合いを体験するキャンプです。
子どもたちには、自然の中で、のびのびと遊んでもらうこと、お母さんたちには普段の仕事や家事を忘れキャンプを楽しんでもらうこと、母親同士のネットワークづくりをしてもらうことを目的に、山歩きや水遊び、キャンプファイヤーなどさまざまなプログラムが行われます。社員ボランティアが何カ月にもわたってミーティングとトレーニングを重ね、参加した母子と一緒に自分たちの手でキャンプをつくり上げることが、このプログラムの大きな特徴。
この活動には、17,000人以上の親子と1,000人以上の社員ボランティアが参加してきました。「継続」と「社員参加」をモットーとする三菱商事の社会貢献活動を代表する活動の一つです。
博物館・美術館プログラム

三菱商事は、各博物館・美術館と協働で、障がいを持つ方々に、閉館後や休館日の貸し切りの館内で展示を楽しんでいただくプログラムです。社員ボランティアのサポートのもと、2005年11月から東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、国立新美術館ほか、各地の施設で開催しています。
国内の子どもの支援
三菱商事では、困難な状況でも将来に向けて頑張る子どもたちを支えるために、2020年より、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを通じた「こども食堂の複合的価値を捉える指標開発・測定を行う事業」、NPO法人キッズドアを通じた「子ども向け学習支援事業のノウハウ全国展開プロジェクト」を支援するとともに、こども食堂や無料学習会に社員がボランティアとして参加しています。
グリーンリボン ランニング フェスティバル

「グリーンリボン ランニング フェスティバル」は、臓器移植を受けた方たちをはじめ、障がいを持つ方や一般ランナーの方がともに走ることで、交流を深めながら生命や健康の大切さを知ってもらうことを目的に2006年から開催されており、三菱商事はこの大会の主旨に賛同し、開催当初より協賛。グループ会社を含む多くの社員が、ランナーや運営ボランティアとして協力しています。
東京YMCA「秋の山中湖キャンプ」

2003年から毎年秋に、LD(学習障害)児を対象とした野外キャンプ活動を山中湖畔で開催。これは東京YMCAが企画・運営し、協働プログラムとして三菱商事が助成するもので、毎回社員もボランティアでキャンプリーダーとして参加しています。 このキャンプを通じ、子どもたちがさまざまな活動にチャレンジし自分に自信をつけ、仲間と助け合うことによりコミュニケーション能力を高めることを目的としています。
大分国際車いすマラソン

三菱商事は、1981年の国際障害者年を記念して開始された「大分国際車いすマラソン大会」(主催:大分県ほか)に1991年から協賛しています。この大会は、世界最大の規模とレベルを誇る障がい者スポーツ競技会の一つです。
当社では、障がい者の社会参加が促進され、障がいに対する人々の理解が深まるとともに友情の輪が世界中に広がっていくことを願い、社員ボランティアが毎年参加、会場設営準備や選手のケアなど、レースの運営に協力しています。
YMCAインターナショナルチャリティーラン

障がいのある子どもたちを支援するとともに、障がいへの社会的な理解と関心を高めることを目的としたチャリティーランで、三菱商事はこの趣旨に賛同し2008年より本大会のオフィシャルスポンサーをつとめるとともに、グループ会社を含む多くの社員が、ランナーや運営ボランティアとして協力しています。集まった支援金はYMCAが行う障がいを持つ子どもたちを対象としたキャンプなど、野外活動プログラムに活用されます。
重度障がい者の職能開発支援「東京コロニー」「三菱商事太陽」

三菱商事は、1979年に社会福祉法人「東京コロニー」宛てにIT事業訓練用のパソコンを寄贈したほか、1993年から、同社の重度身体障がい者在宅パソコン講習事業に対する支援を継続しています。
また1979年から支援を行ってきた社会福祉法人「太陽の家」との共同出資で、1983年に「三菱商事太陽株式会社」を設立。コンピューターによる情報処理、マルチメディア・コンテンツの制作、オンデマンド印刷などの事業を行っています。
台北市立陽明教養院への支援

台北市政府社会局が運営する台北市最大の知的障がい者養護施設「台北市立陽明教養院」を、2005年から2020年まで継続して支援しました。施設の設備改善、介護に関わる機器の提供、アートセラピー教育など、施設が必要とする幅広い支援を行いました。
西オーストラリア州交響楽団(WASO)活動支援

2008年より、西オーストラリア州交響楽団(WASO)の活動を支援しています。障がいのある子どもたちが楽団員と一緒に音楽を楽しむハーモニープログラムや、中高生をコンサートの舞台裏に招待するバックステージ・パス・コンサートなど、児童・青少年向けの音楽・情操教育活動をサポートしています。
スマイルアフリカプロジェクト

雑誌「ソトコト」が2009年に始めた、使用済みのまだ履ける運動靴を国内で回収し、裸足での生活を余儀なくされているアフリカの子どもたちに届ける活動に、三菱商事は開始当初から協力しています。
※2019年10月に目標の10万足を達成し支援を終了。