働く環境のグローバルスタンダードWELL認証プラチナ取得について
三菱商事株式会社(以下、当社)は、本社ビル執務エリアのリニューアルを推進しており、本年3月に全館の整備が完了しました。その一環として、自社所有の「三菱商事ビル」を対象に、「WELL Building Standard v2(以下、WELL認証)」*の最高グレード「プラチナ」を取得しましたのでお知らせ致します。
WELL認証 プラチナ取得


当社は、社員一人ひとりが能力を最大限発揮し、創造性・生産性を最大化できる環境を整備することを目指し、関連部局が連携しながら、働く環境の総合的な整備を進めております。
WELL認証は、働く環境の国際的な評価システムであり、世界中で多数の企業が取得を目指しています。当社の「プラチナ」取得は、安心安全な労働環境と心身の健康維持・増進を土台とした、社員のウェルビーイング向上に挑む姿勢が評価された結果だと認識しております。
当社にとっては「人材」こそが「価値創出の源泉」であり、最大の資産です。今後も、社員が力を最大限に発揮するための人材投資、環境整備に全力を注いでまいります。
*WELL認証:米国の公益法人 IWBI(International WELL Building Institute)が運営する、ビルやオフィス空間で過ごす人の「健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)」に注目し、建物空間の機能をパフォーマンスベースで測定・評価・認証する評価システム。全世界で48,085件、日本国内で347件(うちプラチナ34件)が認証を取得。(2025年3月14日時点)

<ご参考:働く環境整備の具体的な取組>
①人事制度・施策(ヒト):
社内診療所やウェルネスパートナーデスク、メンタルヘルスサポートデスク等が一丸となって、健康経営に取り組んでいます。具体的には、社員がワーク・ライフ両面でイキイキ・ワクワク、チャレンジできるよう、いわば“攻め”の打ち手として、データ活用によるオリジナルアプリの構築に取り組んでいます。2025年度上期中のリリースを予定しており、アプリを通して、社員一人ひとりの健康増進・リフレッシュ・学び等の行動を支援していきます。同時に、社員の心身の健康を守り、安心・安全に働くことができる職場環境をつくる、いわば“守り”の打ち手として、個別保健指導/特定保健指導を通じた社員の生活習慣病罹患リスク低減への取り組みやメンタル不調者に対するサポートを強化しています。このように”攻め”と”守り”の両面から健康経営に取り組むことで、社員の心身の健康は勿論、その先にあるウェルビーイングの実現を目指しています。
②オフィス環境整備(モノ):
オフィスリニューアルでは、「共創の実現」「ウェルビーイングの実現」「多様性/柔軟性の確保」「デジタル化の促進」のコンセプトの下、各種施策を実行しました。社員が業務に応じて席を選択できるフリーアドレス、従来の画一的な内装ではなく自然の要素を取り込んだバイオフィリックデザイン、エルゴノミクス(人間工学)に対応した什器、効率的なレイアウト変更を可能にするグリッドプランニングシステム、オフィス全般の困りごとに応えるコンシェルジュサービス等の導入により、ハード・ソフトの両面で、社員一人ひとりがオフィスを快適に利用できる環境を整備しています。執務エリアのみならず、共用ラウンジのリニューアルも行い、社員が気軽に交流でき、セクションを超えた活発なコミュニケーションを実現できる場に整備しました。社内イベントも多数開催され、活気ある賑やかな空間となっています。
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植栽、自然音やアロマを用い、心身のリフレッシュやカジュアルな会話を楽しめるスペース
(ウェルネスハブ)
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社員が気軽に立ち寄り交流ができるラウンジ。
組織・フロアを超えた活発なコミュニケーションを実現。
③IT機能(情報):
社内外のコミュニケーションやコラボレーションを活性化させる、各種ITツールも導入しています。例えば、社内電話帳アプリには、「連絡先情報」に加えて「社内位置情報」や「プレゼンス情報」を一覧表示できる機能を追加しました。コンタクトしたい相手の状況を簡単に確認でき、効率的なコミュニケーションを実現しています。また、執務室・会議室用のWeb会議ツールやモニターを拡充し「ペーパーレス」と「会議の活性化」を促進するとともに、対面とオンラインでのハイブリッド形式での会議を実現する「音声コミュニケーションツール」の導入に向けた検証も進めています。今後も、RPAの導入や自社版GPTツールの開発、グループ企業内のデータ活用促進に向けた基盤整備等、ITやデジタル技術を活用した環境整備を継続することで、創造性・生産性の最大化を加速していきます。
お問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171