MC HR Vision 「DEAR」に込めた想い


当社はこれまでもさまざまな時代の中で変革を遂げ、社会課題の解決や、新たな価値の創出に取り組んできました。そうした中で、人材こそが最大の資産であり、価値創出の源泉であり続けてきました。人事領域における昨今の外部環境に改めて目を向けると、「人材獲得難易度の上昇」や、「働く人々の価値観の多様化」などさまざまな変化が起きており、会社と働き手の関係性は従来の従属的なものから「共に成長を目指す、パートナーシップ型」へとシフトしつつあります。こうした環境変化の中でも、三菱商事が今後も魅力ある会社として優秀な人材を獲得・リテインし、次世代のリーダーを輩出し続け、継続的に企業価値を向上させ、そしてMCSVを創出し続けることが、私たち人事の大きな主題であると考えています。
この主題を追求し、「多彩・多才な人材がつながりながら、やりがいと誇りを持って、社会や産業の課題解決に挑む会社」であり続けるために、このたび、10年後を見据えたMC HR Vision 「DEAR(多彩・多才な人材を活かし、育て、報いる)」を定めました。
多様な人材が全員で価値創出に向かうことのできる、彩りある人材ポートフォリオの構築(“Diversity/多彩・多才な人材”)、集まった人材の誰もが受容され、その能力を最大限に活かしてチャレンジすることができる組織風土(“Energize/活かす”)、多様な経験を積める場の創出と、一人ひとりの自律的なキャリア形成成長支援(“Accelerate/育てる”)、そして、多様な人材を惹きつける報酬・配置・職務によるメリハリある処遇(“Reward/報いる”)。「DEAR」はこうした四つの構成要素から成るHR Visionであると同時に、当社として「人」こそ最も大切にしたいという想いを「親愛なる」を意味する単語に込めて策定しました。

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経営戦略の実現に向け「DEAR」の下、推進する各種取り組み
三菱商事グループ全体として社会課題解決に挑み、MCSVを創出していくために求められることは、当社ならではの経験を通じ「構想力」「実行力」や「倫理観」を養った当社の人材が、さまざまな事業において価値創出に貢献すること、また、全ての社員がMCSVの創出に向けて共感しながら、強い「タテ」(個々の事業)をつなぎ合わせ、新たな価値創造・社会課題の解決に挑むことであると考えています。
これらを踏まえ、人的資本の観点においては、MC HR Vision 「DEAR」にて掲げる、「多彩・多才な人材を、活かし、育て、報いる」のコンセプトの下、「多様な人材がつながりながら、やりがいと誇りを持って、社会や産業の課題解決に挑む会社」を目指し、中期経営戦略2024において掲げた、人事の重点テーマ、人材戦略:多様な経験の付与を通じた「MCSVの創出に貢献する人材」の戦略的育成、エンゲージメント強化:MCSV創出に向けた組織風土醸成・働く環境整備に沿った各種施策を策定、推進しています。

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