海外プロジェクト探検隊「東北・インドネシア」体験プロジェクト

三菱商事が海外で展開するプロジェクト現場を高校生が訪問・取材し、リポートする「海外プロジェクト探検隊（読売新聞社主催）」。

第12回の今回は7～8月にかけてインドネシアと東日本大震災の被災地をめぐる二つの特別ツアーが組まれました。参加した1都2県の高校生6人は、インドネシアでは自動車産業を見学して同国の発展に思いをはせ、被災地では津波被害の爪痕が生々しい沿海部などを視察して震災について学ぶとともに、復興と地方創生にかける人々の心意気に胸を熱くしました。

7/31(Fri)

三菱商事東北支社訪問

三菱商事東北支社を訪問し、三菱商事が東北でどんなビジネスを展開しているのか理解を深めました。
- ボランティア体験仙台秋保醸造所
  
  三菱商事復興支援財団が支援している仙台市のワイナリー「仙台秋保醸造所」で農作業ボランティアを体験しました。

8/1(Sat)

宮城県名取市立閖上中学校

閖上地区の当時の被災状況を語り部の方から説明を受けました。
宮城県南三陸町防災対策庁舎前

大きな被害を受けた防災対策庁舎前で、語り部の方から被災当時の様子を聞きました。
気仙沼産業センター

三菱商事復興支援財団が再建を支援した海鮮市場「気仙沼海の市」を訪問。当時の震災被害の状況や、活気を取り戻しつつある気仙沼の海について取材しました。

気仙沼市役所／気仙沼信用金庫訪問

気仙沼市役所では菅原市長、気仙沼信用金庫では菅原理事長と、それぞれ震災復興への取り組みを取材し、「官財民」の協力・役割についてあらためて考えました。
サンフレッシュ小泉農園見学

震災後に被害を受けた水田地帯に、三菱商事復興支援財団が支援し、新たに建設したトマトの大規模水耕栽培施設を訪問しました。

8/1(Sun)

気仙沼みなとまつり・インドネシアパレード参加

気仙沼とインドネシアの国際理解と友好の促進を目的として開催されている「インドネシアパレード」に参加しました。
キャピタルホテル1000 訪問

震災で全壊したキャピタルホテル1000を訪問。再建までの過程を取材しました。

8/26(wed)

三菱商事
ジャカルタ事務所訪問

ジャカルタに着くと、まず三菱商事ジャカルタ事務所を訪問。伊勢田インドネシア総代表からインドネシアの特徴や三菱商事の海外ビジネス展開など説明を受け、インドネシアでの取材がスタートしました。

国際交流基金訪問

国際交流基金　「日本語パートナーズ」事業小川所長より、日本とインドネシアの文化交流について説明を受けました。

インドネシア復興支援関連取材

2004年のスマトラ島沖地震の際、復興に尽力したクントロ・マンクスブロト元復興庁長官への取材では、震災復興のあり方などを学びました。

8/27(thu)

KRM社・MKM社工場視察
KTB社訪問、DSF社訪問

インドネシアで展開される自動車の部品製造から生産、販売まで、三菱商事の自動車事業のバリューチェーンを体験しました。

8/28(Fri)

劇団en 塾訪問・交流

現地の大学で日本語を学ぶ学生たちで組織される日本語ミュージカル劇団「en塾」の劇団員と交流しました。

9/16(wed)

小泉進次郎・復興大臣政務官（取材時）と意見交換

東北、インドネシアと2つのツアーを終えた高校生記者たちは、小泉進次郎内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に、震災体験が風化していく懸念などについて取材しました。

太田直希
宮城県仙台第二高等学校2年生

KRM社（車両組み立て工場）などで現地スタッフの方が工場で実際に働く姿を見て、三菱商事は働く環境の整備や社員教育にも力を入れて取り組んでいるという印象を持ち、感心しました。
川内彩可
東京都立戸山高等学校2年生

今回のツアーで多くの人と出会い、さまざまな価値観に触れることができました。特に劇団「en塾」の劇団員のみなさんのエネルギッシュなパフォーマンスはとてもいい刺激になりました。これからはいろんな国の人とその国の言葉で交流していけるように頑張りたいと思います。
酒井恵理香
渋谷教育学園渋谷高等学校2年生

復興に対する考え方がインドネシアと日本とで違うところが興味深かったです。日本では震災遺構の問題がありますが、インドネシアは「震災前よりいい生活環境にする」という視点で復興にあたるなど、両国間の価値観の違いを実感できました。
佐藤千夏
宮城県気仙沼高等学校2年生

仙台市のワイナリー「仙台秋保醸造所」では、三菱商事の社員の方々と一緒にボランティアを体験でき、一企業がこんになにも被災地を支えてくれていることに驚くと同時に、とても感激しました。
田邉雄斗
学校法人桐蔭学園中等教育学校2年生

国（インドネシア）の価値観を知るためには、文化面だけでもなく、経済面だけでもなく、本当に多角的な視点からその国の人々を見るということが大切だと感じました。
渡邉啓介
東京都立日比谷高等学校2年生

部品製造から販売金融まで三菱商事のバリューチェーンの現場を、川上からから川下まで一連の流れで取材することができたのは、すごく大きな意味があり、いい経験になったと思います。