Gas4Seaパートナーとエクイノール、LNG燃料供給契約を締結
2019年2月19日
三菱商事株式会社
Gas4Seaパートナー(仏ENGIE SA(以下、ENGIE)、三菱商事株式会社(以下、当社)、日本郵船株式会社(以下、日本郵船))により設立された合弁会社Marine LNG Zeebrugge (マリン・エルエヌジー・ジーブルージュ) 社は、ノルウェーのエネルギーメジャーであるEquinor(エクイノール/旧Statoil)社と船舶用LNG燃料の供給契約に署名しました。エクイノール社は、LNGと重油を船舶燃料として併用する原油タンカー4隻を、欧州北部において2020年前半に就航させることを予定しており、マリン・エルエヌジー・ジーブルージュ社は同4隻に対してオランダのロッテルダム港でLNG燃料供給を行う計画です。
マリン・エルエヌジー・ジーブルージュ社は、2017年に操業を開始したLNG燃料供給船 ”ENGIE Zeebrugge“ を活用し、現在ベルギーのジーブルージュ港でship-to-ship方式のLNG燃料供給サービスを提供中です。同船のLNGタンク容量は5,000㎥であり、広く域内の港に於ける様々な船舶向けにLNG燃料供給を行うことが可能です。同船を活用し、エクイノール社にもLNG燃料を供給します。
Gas4Seaは、従来の石油系船舶用燃料に代わり、環境負荷が少なく、安全且つ経済性にも 優れた燃料であるLNGを船舶用燃料として活用促進するために、2016年にENGIE、当社、日本郵船が共同で立ち上げた商業ブランドです。欧州、そして世界における、今後の海上輸送のグリーン化への世界的な取組みに寄与することをブランドの目的としています。
当社が持続可能な成長を目指す上で、「低炭素社会への移行」は、対処・挑戦すべき重要な経営課題の一つです。経済価値・社会価値・環境価値の三つの価値を同時に実現する事業の一例として、船舶用LNG燃料供給事業の推進に取り組んでいます。
【各社概要】
Equinor (会社名) Equinor ASA (設 立) 1972年9月18日 (本 社) ノルウェー・スタヴァンゲル (代表者) Eldar Sætre, President and CEO (事業内容)主要な油・ガス産出地域等世界30か国以上で事業展開するグローバル・エネルギー企業 |
ENGIE (会社名)Engie SA (設 立) 2008年7月22日 (本 社) フランス・パリ (代表者) Isabelle Kocher, CEO (事業内容)天然ガス・再生可能エネルギー等を主とした低炭素発電、ガス事業、ソリューション事業等を中核事業とするグローバル・エネルギー企業 |
三菱商事 (会社名)三菱商事株式会社 (設 立) 1950年4月1日 (本 社 ) 東京都千代田区丸の内二丁目3番1号 (代表者)代表取締役社長 垣内 威彦 (事業内容)地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループ体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開 |
日本郵船 (会社名)日本郵船株式会社 (設 立) 1885年9月29日 (本 社) 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 (代表者)代表取締役 内藤 忠顕 (事業内容)一般貨物輸送事業(定期船事業、航空運送事業、物流事業)、不定期専用船事業、その他事業(不動産業、その他の事業) |
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