三菱商事

プレスルーム

2011年8月8日

豪コール&アライド社に関する本日のリオ・ティント社発表について

三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健)は、リオ・ティント社(Rio Tinto Limited、本社:英国ロンドンおよび豪州メルボルン)が本日発表した、当社完全子会社である三菱デベロップメント社(Mitsubishi Development Pty Ltd、以下:MDP社、本社:豪州シドニー)とリオ・ティント社による、MDP社とリオ・ティント社の保有分以外のコール&アライド社(Coal & Allied Industries Limited、以下:C&A社、本社:豪州シドニー)株式に対する、法的拘束力を持たない暫定的且つ条件付きの、共同での買収提案の素案(以下、「本提案」)に関して、以下の通りお知らせ致します。
 
本提案におけるC&A社株式の一株あたりの買付価格は現金で、A$122.00です。これに加えて、C&A社の既存株主は、本年8月26日に支払予定の1株当たりA$1.20の配当を受領する権利を持っているため、現金総額で一株当たりA$123.20となります。これは、リオ・ティント社のC&A社に対する本提案打診日前の最終取引日である本年8月5日時点でのC&A社の株価の終値A$91.00に対して35.4%相当のプレミアムを付加した価格となっている他、本年8月5日における直近1ヶ月間のC&A社の株価の出来高加重平均価格(VWAP)であるA$101.04に対して21.9%相当のプレミアムを付加した価格となっております。
 
なお、C&A社の最大の機関株主であるパーペチュアル社は、優位な提案が新たに浮上しない限りにおいては本提案を支持すると表明しております。
 
当社は、MDP社がリオ・ティント社と本提案に就いて現在協議していることを確認しておりますが、これらの議論は未だ流動的であり、リオ・ティント社発表の通り、本提案には、規制当局による許認可や、共同での買収その他のC&A社に関する取り決めについてのリオ・ティント社及びMDP社間の合意形成など、多数の条件が付されております。また、これらの取り決めがC&A社の少数株主によって承認されることが、本提案に基づいて買収の申入れをするための条件となっております。
 
本提案に関する議論を円滑に進めるため、また、協議中にリオ・ティント社またはMDP社が更にC&A社株式を取得することがないよう、MDP社とリオ・ティント社が他方の合意なしに2ヶ月間C&A社株の追加取得を禁止することを規定した株式取得等停止証書(以下、「スタンドスティル証書」)を締結したことを当社は確認しております。スタンドスティル証書(原文:英語)の写しは、MDP社が豪州証券取引所に提出した主要株主通知(Substantial Holder Notice)に添付してあります。
 
このスタンドスティル証書の締結を除いては、本日現在、当社、MDP社及びリオ・ティント社間において本提案またはC&A社に対する如何なる合意または協定も存在しておりません。加えて、MDP社とリオ・ティント社が共同買収その他の協定の締結に至る保証はなく、また、現在の協議がC&A社宛の具体的な提案に発展する保証もありません。
 
尚、MDP社は現在10.20%のC&A社株を保有しており、リオ・ティント社は同社子会社を通じてC&A社株を75.71%保有する最大株主であります。
 
以上
 
<MDP社概要>
 
MDP社は1968 年に設立された当社の100%豪州子会社であり、シドニー、ブリスベン及びパースに拠点を設けております。
 
MDP社は、オーストラリアにおける鉄鉱石、原料炭、一般炭及びウランの事業運営に従事している他、当社金属グループが推進する全世界の資源開発ビジネスに対しても、専門家による役務提供を実施しております。
 
<C&A社概要>
 
豪州証券取引所上場の豪州最大級の一般炭生産者。現在、ニューサウスウェールズ州のハンターヴァレー地区において3つの生産中の炭鉱(マウント・ソーレー ワークワース炭鉱、ハンターヴァレーオペレーションズ炭鉱、ベンガラ炭鉱)を保有し、マウントプレザント炭鉱、ハンターヴァレーオペレーションズサウス炭鉱の開発の他、ワークワース炭鉱の拡張などについても検討しております。

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