三菱商事

プレスルーム

2013年8月19日
三菱商事株式会社

欧州にて発電事業の統括会社を設立
~同統括会社を通じフランスで新たに2ヶ所の太陽光発電資産を取得~

三菱商事株式会社(以下、当社)は、欧州・中東周辺地域における発電事業の迅速な推進を目指し、保有する再生可能エネルギーを中心とする発電資産を、在英国100%子会社ダイアモンド・ジェネレーティング・ヨーロッパ社(Diamond Generating Europe; 以下、DGE社)に集約の上、DGE社を、欧州発電事業の統括会社と位置付けました。
 
また、DGE社を通じ、フランス内で新たに2ヶ所、発電規模合計で5万6千キロワットの太陽光発電所(約2万世帯の消費電力量に相当)の持分50%をEDFエネルジ・ヌーベル社(以下、EDF EN社)(*)より取得し、同発電所をEDF EN社と共同で運営していく旨、お知らせいたします。
(*) フランス大手電力会社であるEDF社の100%子会社。全世界で積極的に再生可能エネルギー事業に取り組んでいる。
 
今回取得した2ヶ所の新たな太陽光発電所は、「クルーシー(Crucey):3万6千キロワット」、並びに、「マッサンジ(Massangis):2万キロワット」であり、このほど、日仏の金融機関からなる融資団より、プロジェクトコストの約8割につき融資を受けることとなりました。 EDF EN社とパートナーシップを組み推進中のフランス太陽光発電事業は、本年1月から共同運営を開始した1件を含め、合計で3件、発電規模は11万1千キロワットに上ることとなります。
 
DGE社は現在、欧州各国の有力パートナーと共に発電事業に取り組んでおり、フランス・ポルトガル・イタリアでの太陽光発電事業/オランダでの洋上風力発電事業/フランスでの陸上風力発電事業/ヨルダンでの火力発電事業、等の持分を保有しております。
 
当社は、経営戦略2015で、非資源分野では2020年頃に連結純利益の倍増を目指し、複数の規模感のある強い事業を創るという成長イメージを打ち出しております。 DGE社を通じて、主に欧州地域における電力関連での事業機会の追求も行っていきます。
【クルーシー太陽光発電所/マッサンジ太陽光発電所の 所在地】
[参考資料]
 
1. Diamond Generating Europe社の概要
(1)   所在地     :英国 ロンドン
(2)   設 立     : 2012年
(3)   事業内容   : 発電事業
(4)   参画する主な発電事業 :
国名
発電種別
発電所名
発電容量
DGE
持分
商業運転開始
フランス
太陽光
Toul Rosieres
55MW
50%
2012年5月
Crucey
36MW
2012年5月
Massangis
20MW
2012年9月
陸上風力
フランス北部
86MW
50%
2013年~2014年11月(予定)
ポルトガル
太陽光
Amper
46MW
34%
2009年1月
イタリア
太陽光
Solar Holding
(計19 プラント)
43MW
(合計)
50%
2007年~2011年
オランダ
洋上風力
Luchterduinen
130MW
50%
2015年9月(予定)
ヨルダン
火力
IPP3
573MW
35%
2014年2月(予定)
 
2.EDF(Electricite de France)社の概要
(1) 所 在 地 : フランス パリ市
(2) 設 立   : 1946年
(3) 事業規模:フランス国有電力会社で、2012年の売上高727億ユーロ、当期利益31億ユーロの会社規模。
 
3.EDF EN社の概要
(1) 所 在 地 : フランス パリ市近郊
(2) 設 立     : 2004年
(3) 事業内容 :
    欧州・北米に、再生可能エネルギーを中心として約537万キロワットの発電資産を保有。陸上風力、太陽光発電に加え、洋上風力、海洋発電、バイオガス・バイオマス発電等も手掛けている。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
ページ上部へ