三菱商事

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2013年11月14日

上海で医療材料流通会社を設立

三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、中国最大の医薬品卸である国薬控股股扮有限公司(以下、国薬)との合弁で、中国上海市に医療材料流通会社「国薬控股菱商医院管理服務(上海)有限公司」(以下、国薬菱商)を設立致しました。
 
国薬との提携事業第3弾
三菱商事は2009年の国薬との包括業務提携以降、北京市の国薬傘下の医薬品卸会社2社に出資してきました。今回は医薬品ではなく、三菱商事が日本国内で強みを持つ医療材料流通事業に、中国全土に病院顧客網を有する国薬と参入し、中国で総合ヘルスケア事業を本格展開していきます。
 
今後更なる成長が期待できる中国医療材料市場
急成長している中国ヘルスケア市場の中でも医療材料(以下、医材)市場は最も伸び率が高く、今後も病院利用者の増加や医療技術の高度化に伴う医材利用の増加により更なる成長が期待されています。
一方で医材流通業者数は日本の100倍といわれ、病院に納品されるまでに複数の中間業者を介す多重流通構造や管理システムの欠如により、医材コスト増を招いております。この課題を解消すべく中国政府は医療改革を進めております。
 
エムシーヘルスケア社は日本最大の医材流通事業会社
三菱商事の子会社エムシーヘルスケア社(以下、MCH)は医材一元管理(Supply Processing and Distribution以下、SPD)・価格削減ノウハウを武器に日本全国の約200の基幹病院からSPDを受託する国内最大の医材流通事業会社です。三菱商事はMCHで培ったSPDノウハウを中国に導入することで、流通業務の合理化を図り、コスト競争力のある医材の提供、病院業務の効率化への寄与、安全・安心の確保を実現させ、中国の医療改革に貢献していきます。
 
中国での総合ヘルスケア事業展開に向けて
 三菱商事は国薬、株式会社メディパルホールディングス(以下、メディパル)との北京市の医薬品卸事業や上海市での医材流通(SPD)事業において確固たる地位を確立し、中国全土への展開を目指すと共に、医材PB商品の開発・販売・輸出や医療機器事業にも今後取り組んで参ります。
新会社概要
会社名
国薬控股菱商医院管理服務(上海)有限公司
事業内容
病院向け医療材料流通(SPD)事業及び卸売業
資本金
8,000万元
株主
国薬 60%、三菱商事 40%
従業員数
約70名
立地
中華人民共和国上海市
 
国薬の概要
(1) 本店所在地:  中華人民共和国上海市
(2) 事業内容:
病院及び薬局向け医薬品卸/物流/薬局チェーン展開
中国最大且つ唯一の全国販売ネットワークを保有する医薬品卸企業
(3) 董 事 長: 佘 鲁林(現 中国医薬集団総公司総経理)
(4) 設    立  : 2003年
(5) 従業員数: 42,634名(連結ベース、2013年6月30日時点)
 
三菱商事の概要
(1) 本店所在地 : 東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2) 事業内容 :
地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
(3) 代 表 者 : 代表取締役社長 小林 健
(4) 設    立 : 1950年
(5) 従業員数 : 65,975名(連結ベース、2013年3月31日時点)
 

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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