三菱商事

プレスルーム

2015年2月20日
郡山市
公益財団法人三菱商事復興支援財団

郡山市と三菱商事復興支援財団の連携協定締結
~果樹農業6次産業化プロジェクトを立ち上げ福島県の復興を加速~

郡山市と公益財団法人三菱商事復興支援財団(以下、三菱商事復興支援財団)は、東日本大震災からの復興を加速させるため、連携協定を結び、新たな事業として「果樹農業6次産業化プロジェクト」を開始致します。
 
東日本大震災発生以降、郡山市は震災の影響により急速に減速した農業、観光業等、産業の復興を図るため、被災した農地や施設等の復旧と販売促進活動、事業再建に向けた支援、教育機関と連携した農業の担い手育成等に取り組んできました。また、三菱商事復興支援財団は2012年4月の設立以来、被災した大学生への奨学金や、被災地の産業復興・雇用創出を目的とした民間企業への投融資等を通じて、復興支援活動を行ってきました。今般、お互いの復興に対する思いが合致し、郡山市と三菱商事復興支援財団が一体となって、農業、観光、物産業等の地域産業の復興を加速させるために連携協定を締結致します。
 
「果樹農業6次産業化プロジェクト」は、福島県産果実の生産から、加工、販売を一連のものとして運営する新たな事業モデルの構築を目指すものです。現状、安価で取引されている規格外の生食用果実(桃・なし・リンゴ等)の利活用を図ると共に、新たにワイン用ぶどうの生産農家を育成し、集めた果実を使用して、リキュール、ワインの製造・販売を行います。三菱商事復興支援財団が、醸造所や加工施設の建設、販売等の地元農家だけでは負担することが難しい初期費用、事業リスクを請け負う形で、6次産業化事業の確立を目指します。今後は、販売等においては、三菱商事の事業知見も生かして、2015年秋の醸造開始に向け、地元農家、郡山市、三菱商事復興支援財団が一体となってプロジェクトを推進していきます。
                                               
郡山市と三菱商事復興支援財団は、「果樹農業6次産業化プロジェクト」を通じて地元の雇用や、地域経済の活性化を促進し、福島県を始めとした被災地の復興を力強く後押ししていきます。東日本大震災から4年を迎えようとしておりますが、地震・津波により甚大な被害を受けた地域は未だ再建途上にあります。三菱商事復興支援財団は今後も、被災地域の支援を継続して参ります。
スキーム図
醸造施設完成イメージ図
事業予定地(福島県郡山市逢瀬町)
事業予定地 地図(福島県郡山市逢瀬町)
【三菱商事復興支援財団の概要】
三菱商事は2011年4月、4年間総額100億円の「三菱商事東日本大震災復興支援基金」を創設。2011年度は、基金を通じて、義捐金や緊急支援物資・機器の提供や、被災した大学生への奨学金と復興支援に関わるNPOなどへの助成金の給付を行いました。2012年3月、「三菱商事復興支援財団」を設立(同年5月公益財団法人の認定を取得)。財団は、基金で展開してきた大学生への奨学金制度と復興支援に関わるNPOなどへの助成金の給付制度を受け継ぎ、さらに地元金融機関と協力しながら産業復興や雇用創出に結び付く投融資活動を行ってきました。
 
①所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
②設立:2012年3月
③事業内容:
修学が困難となった学生に対する奨学金の給付、復興支援
活動に従事する非営利団体等への助成金の給付、その他被災地の産業復興・雇用創出等に資する事業
④代表者:
会長 小林 健(三菱商事 代表取締役 社長)
副会長 廣田 康人(三菱商事 代表取締役 常務執行役員  コーポレート担当役員)
代表理事 野島 嘉之(三菱商事 環境・CSR推進部長)
 

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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