ASEAN域内中堅企業向け投資ファンド設立のお知らせ

2015年3月3日
三菱商事株式会社
 
三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、マレーシア大手金融機関のCIMB グループ(以下、CIMB)、株式会社日本政策投資銀行(以下、日本政策投資銀行)は、シンガポールを拠点にASEAN域内の中堅企業に投資を行う投資ファンドAIGF(ASEAN Industrial Growth Fund)を設立致しました。
AIGFの運用残高は130百万USドルで、戦略的投資家として株式会社新生銀行から出資を受ける他、株式会社日立製作所、大和工業株式会社、及び株式会社東邦銀行といった日本を代表する有力企業・投資家の方々にも出資頂いています。今後は、約1年の投資家募集活動を通じ200百万ドル規模に拡大していくことを目指します。
AIGFは、安定的な経済成長・人口増加が見込まれるASEAN地域において、資金ニーズを有する地場優良企業に対し、成長の活力となる資金提供を行います。重点投資地域は、インドネシア、マレーシア、シンガポール、及びベトナムとし、資金提供のみに留まらず、三菱商事グループが有する幅広い事業ネットワーク・ノウハウ、CIMBのASEAN域内最大手金融機関としての堅固で広範な顧客基盤・高い金融ソリューション力、日本政策投資銀行のASEAN地域における投資業務の経験を融合することで、地場企業の事業価値向上を持続的に支援します。
三菱商事における企業向け投資ファンド事業は新興国から先進国まで幅広く事業を展開しており、三菱商事傘下のファンド運用会社による投資ファンドの組成を通じ、中・小企業及び大企業を投資対象に、様々な手法を用いた投資ファンドの運用を行っています。
CIMBはコンシューマーバンキング、ホールセールバンキング、アセットマネジメント等幅広い事業を展開するASEANの代表的なユニバーサル・バンクです。同グループは金融サービスの更なる拡充の一環として 、企業向け投資ファンド事業においても積極的に展開しております。
日本政策投資銀行は、2008年10月の民営化以降、DBJ Singapore Limitedなどの海外拠点整備を進めるとともに、信頼できるパートナー及び内外の金融機関とのネットワークを拡充し、海外業務展開を推進しています。ASEAN地域においても、傘下のファンドを活用したエクイティ投資を通じ、投資先が抱える課題を解決し、長期的な発展を支援しています。
 
【AIGFの概要】
ファンド名
AIGF LP
設立年月
2015年2月19日
投資戦略
ASEAN域内の中堅企業に対する成長資金投資等
当初運用残高
130百万USドル
投資家
国内外大手機関投資家・事業法人等
 
【ストラクチャー概略図】
 
【三菱商事株式会社の概要】
本店所在地
東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
事業内容
新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業、地球環境・インフラ事業グループの7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として、多角的なビジネスを展開。
代表者
代表取締役社長小林健
設立年
1950年
資本金
2,044億円(2014年3月31日時点)
 
以上

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