三菱商事

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2018年11月26日
三菱商事株式会社

エピゲノム情報の解析を手掛けるRhelixaとの資本業務提携契約締結について

三菱商事株式会社(代表取締役社長:垣内威彦、以下「当社」)は、株式会社Rhelixa(代表取締役社長:仲木竜、以下「レリクサ」)が行う第三者割当増資を1.35億円で引受けることを決定し、資本業務提携契約(以下、「本提携」)を締結しました。
 
レリクサはエピゲノム[1]情報の解析に強みを持つバイオテクノロジーのスタートアップ企業です。エピゲノムはあらゆる生物が持つ分子構造で、日本の高齢化に伴い急増するがん・認知症などの慢性期疾患は、エピゲノムの異常現象との関連性が確認されており、その解析が治療・予防技術に役立つとされています。
また、エピゲノム解析により、生物の生育に変化を与える要因を特定することで、農業・畜産・水産分野でも、従来よりも効率的かつ環境負荷の低い栽培・飼育に応用可能と見込まれています。
 
このように、エピゲノム情報の解析は人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に資する様々な分野での活用が期待されています。
 
本提携により、当社はレリクサに取締役を派遣の上、当社が有する幅広い産業とのネットワークやビジネスノウハウを提供し、レリクサが持つ独自技術を活用した新たな事業モデルを構築することで、同社の企業価値向上に貢献していきます。
 
また、本提携は、消費者価値創造と人材育成に資する事業開発の促進を目的として、当社の生活産業グループが2018年にトライアル導入した新規事業公募制度への応募により、具現化された案件です。今後も、社員一人ひとりの事業構想と挑戦を後押しし、社会的課題の解決に資する新たな価値創造に取組んでいきます。
 
 
 
【参考資料】
会社名                 : 株式会社Rhelixa
設立年月日          : 2015年2月16日
本社                     : 東京都千代田区岩本町3‐7‐4
代表者                 : 仲木 竜
資本金                 : 1億6,400万円
主な事業内容      : エピゲノム解析を用いた研究開発サポート
 
[1] 生物の設計図である遺伝子は、DNAに含まれる塩基という物質の並び順で規定されています。この塩基配列の情報は「ゲノム」と呼ばれ、先天的に決まっています。一方、遺伝子そのものは変化しなくても、遺伝子の使われ方は細胞の種類や環境に応じて後天的に変化します。このように、塩基配列を変化させずに、遺伝子の使われ方を調節する仕組みをエピジェネティクスと呼び、エピジェネティクスを規定する情報を総称して「エピゲノム」と呼びます。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

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