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Central Asia

三菱商事

プレスルーム

2021年4月2日
三菱商事株式会社

2021年度新入社員への社長メッセージについて

4月1日、当社は123名(総合職)の新入社員を迎えました。
 
社長の垣内 威彦より新入社員に対するメッセージがありましたので、以下の通り内容をご案内申し上げます。
 
新入社員向けメッセージ
 
【最初に】
入社式で私が話をさせていただくのは6回目となります。皆さんの凛とした表情を拝見して、将来間違いなく成長する人材と確信し、三菱商事に入社していただいたことに感謝します。三菱商事は、社員が成長し、成長した社員が更に会社を発展させていく組織ですので、社員は最も大切な宝です。社員の成長をもってしか三菱商事の成長はないということを全役職員が理解していますので、これから仕事や学びを通して皆さんが成長できるように、しっかりサポートしていきます。
本日は社会人として初日の入社式ですが、こうやって皆さんと対面でお話しするのはこれが最初で最後になるかもしれない貴重な機会ですので、社長として情熱を込めて話をしたいと思います。
 
 
【変化への対応力】
社長になってから一貫して、「変化への対応力」を強化することが三菱商事の最大の課題だと言い続けて来ました。政治、経済、環境、価値観、技術等、世の中はどんどんスピードを上げて変化しており、これまで上手く行っているからといってずっと同じことをやり続けるのでは、三菱商事も生き残っていけません。社員一同が変化に対する危機感と、それを乗り越える勇気を持ってもらいたい、そういう思いから、本日は三菱商事を取り巻く3つの変化についてお話しします。
 
1つ目は地政学的リスクで、言うまでもなく、現在は米中の覇権争いが最重要テーマです。
私は1984年に初めて出張に行ってから現在に至るまで、中国の劇的な変化を目の当たりにしてきました。中国は1990年代以降、優秀で安価な労働力をもって大量生産を行い、膨大な外貨を獲得し、国内インフラ投資を行い、その後の発展、今日の繁栄に繋げてきました。
これまでの民主主義・資本主義に基づいたグローバリズムという枠組みに、中国を中心とする国家資本主義という体制が加わる中で、両者のイデオロギー、価値観の違いがはっきりしてきました。これまでは政治と経済は別でしたが、政治・経済が一体化してきており、今後政治的な意味で仮にデカップリングが進む場合には、経済もその影響を受けることになります。
民間企業の三菱商事も、世界でビジネスを行う上で極めて慎重に地政学的リスクを分析する必要が出てきています。皆さんも、地政学的リスクが仕事に直結するという意識を持って世界の情勢をよくウォッチしていただきたいと思います。
 
2つ目は、デジタル化です。AI・IoTによる高度なデジタル化、第四次産業革命の話です。
三菱商事は、あらゆる産業でリアルなビジネスを展開しており、全産業を俯瞰する力を持っており、各産業がどういう仕組みで成り立ち、どう進展し、いかなる課題を抱えているかをよく認識しています。従って、三菱商事こそが様々な業界で得られた産業知見とデジタル知見を組み合わせて産業そのものの形を変えていくデジタル・トランスフォーメーション(DX)を構想しリードすることができると信じています。DXプロジェクトを推進するに当たっては、基本的なデジタル知見は必要ですが、どこにプロフィットプールがあるか、どこに産業課題があるかを見極める大局観を持つことが重要です。これは新入社員だけでなく、全ての社員に伝えていることです。
 
昨年度は60件超のDXプロジェクトが出てきました。この中で、構想が具体化している例を挙げると、NTTと合弁で設立するIndustry Oneが手掛ける食品流通DXがあります。これは、食品メーカーからローソンまでデータを繋ぎ、AIによる高度な需要予測に基づく受発注を行うシステムの導入により、フードロスをミニマイズし、倉庫の回転率やトラックの積載率を改善させるプロジェクトで、食品流通のみならずあらゆる産業に応用できます。
また、中部電力と合弁で設立した中部電力ミライズコネクトでは、中部電力の顧客接点をベースに、保険、ネットスーパー、高齢者見守り等、地域・社会の発展に貢献するサービスを展開していきます。
 
3つ目は、環境問題、中でも脱炭素化の動きです。欧州が先行していますが、米国もバイデン政権になって歩調を合わせてきており、日本も2050年に向けて脱炭素を掲げています。
一般的にはエネルギーのシフトという意味でEnergy Transitionという言葉を使いますが、三菱商事ではEnergy Transformation(EX)と言っています。今の科学技術だけでは世界各国が掲げる2050年の目標は達成できないので、いくつかの分野で技術的イノベーションが起こる前提で話をしており、そのような変革が必要だという意味を含めてEXと言っているものです。
三菱商事は電力業界に深く入り込んでいますので、風力、水力、太陽光といった再生エネルギーのポートフォリオを強化する一方で、電力会社と共にエネルギー安定供給の責務を果たしながら、火力発電の脱炭素化に向けて、アンモニア混焼やCCU/Sの導入を進め、更には2050年に向けて、水素社会の到来に備えるべくインフラを整備して行きます。社内のエネルギー委員会で議論を続けており、21年度中にわが社としてのEXの最適解を公表したいと思っています。
 
ここまでDXとEXについてお話ししましたが、DXを構想し実行するとほぼ全てのケースで省力化に繋がることから、DXとEXは最終的には一体化するものと言えます。配属される組織に関わらず、DX・EXにしっかり取り組んでいただきたい。その中で、三菱商事の存在意義や、皆さんが何のために仕事をしているのかを考え、体感していただけたら嬉しいと思います。
 
 
【求められる人材像】
それでは、ここで、皆さんに私が考える「求められる人材像」についてお話しします。
 
1つ目は「高い倫理観」です。皆さんも何れは、社内組織の長になったり、どこかの会社の社長になることでしょう。その場合、上司がいるからということではなく、自らを律することが求められます。誰も見ていない中でも高い倫理観をもって、公明正大に自分のミッションを果たして欲しいと思います。
 
2つ目は「真贋を見分ける目」です。世の中はメディアやSNS等から発信される情報で溢れています。探求心を持っていろいろな情報を見極め、ありとあらゆることに対して自分の意見を持つこと、そして、勇気をもって自分の言葉で発信することに努めてください。
 
3つ目は「チームプレー」です。仕事をする上では、自分一人ではなく人との関わりの中で事を成すという姿勢が大切です。自分だけが出し抜いてということではなく、喜びも苦しみも色々なことを共有しながら、共に一つのことを追いかける喜びも体感して欲しいと思います。
 
4つ目は「強い心」です。今日から社会人としての一歩を踏み出す皆さんにとって、厳しい局面や環境が訪れ、ついネガティブなことを連想することもあるでしょう。そういう場合には、上司や同僚に相談したり、マインドフルネスという自分自身の心をコントロールする方法もあります。いずれにせよ、強い心をもって乗り越えていっていただきたいと思います。
 
5つ目は、「話せば分かり合える」ということです。「至誠にして動かざる者は未だ之れ有らざるなり」という吉田松陰の言葉があります。自分が本当に確信していることは、何度でも誠実に伝えることで最後はわかってもらえるということであり、そういう想いは大切にしたらいいと思います。
 
 
【最後に】
最後に、これまでの入社式でもお話ししていますが、ビジネスをしていると、厳しいお願いであったとしても、どうしても相手に理解をして欲しい、何としてでもYESと言ってもらいたいという、「ここ一番の大勝負」のタイミングがあります。
その時には、信頼の積み重ねが絶対に必要です。古代ギリシアの三大哲学者の一人であるアリストテレスは、人を説得するための3つの要素をあげています。論理的であること、共感を覚えること、そして信頼です。この中で一番大事なのは信頼です。信頼関係があって論理的に話をすると相手の共感を得られるというのが現実に近い話だと思います。
 
皆さんの前途は間違いなく明るいと確信します。三菱商事に入社したことがゴールだとは思わずに、これからがスタートだと思って、本日申し上げた3つの変化を念頭に、日々精進していただきたいと思います。皆さんの成長が三菱商事の発展につながることを期待し、私の挨拶とさせていただきます。
 
2021年4月1日
垣内 威彦
 
※参考情報: 2021年度新卒採用実績
 
総合職
文系
理系
院卒
学部卒
院卒
学部卒
8(2)
89(27)
18(3)
8(3)
小計
97(29)
26(6)
合計
123(35)
 
※( )は女性数

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三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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