東日本大震災復興支援活動
三菱商事は、2011年4月、被災地の復旧・復興支援に総力をあげて取り組むことを目的に4年間総額100億円の支援枠※を設定しました。社員によるボランティア活動のほか、義捐金や緊急支援物資・機器の提供、被災した大学生への奨学金の給付、復興支援に関わるNPOやNGOへの助成など、被災した地域の状況やニーズに合わせてさまざまな活動を展開してきました。
2012年春には、より柔軟かつ継続的な支援を展開していくことを目的に、三菱商事復興支援財団を設立。三菱商事から、奨学金制度およびNPOなどへの助成金制度を継承するとともに、被災地のより力強い復興に向けて、産業復興や雇用創出に寄与する取り組みを開始しました。
2015年度には、更なる活動のための資金として、同財団に対する35億円の追加拠出を決定し、従来の活動を継続するとともに、財団を通じて福島県郡山市で果樹農業の6次産業化を支援する「ふくしまワイナリープロジェクト」を開始。2019年3月には郡山市産のブドウを醸造した「郡山産ワイン」を発売しました。
※三菱商事 東日本大震災復興支援基金
ボランティア活動
三菱商事は、「被災地で復興の手伝いをしたい」との数多くの社員の声を受け、震災直後から社員ボランティアの活動を実施しています。2020年度までの10年間で、三菱商事グループの社員延べ4,958名が参加しました。
活動のレポートは、こちらをご覧ください。
産業復興・雇用創出支援
三菱商事は、三菱商事復興支援財団を通じて、地元金融機関と協働し、「産業復興・雇用創出支援」を展開しています。2012年度からの支援案件は合計で51件となりました。
学生支援奨学金
被災により修学が困難になった学生を支援。2019年度までに延べ4,907名に奨学金を給付しました。
復興支援助成金
被災地で復興支援に携わるNPOや社会福祉法人などをサポート。425案件に助成金を支給しました。
ふくしまワイナリープロジェクト
三菱商事復興支援財団が福島県郡山市と連携協定を締結し、 2015年から果樹農業の6次産業化を支援するための「ふくしまワイナリープロジェクト」を推進しています。郡山市に建設した「ふくしま逢瀬ワイナリー」で、福島県産の果物を使ったワインやリキュールを製造しています。