三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2011年9月分)

三菱商事では、東日本大震災復興支援基金の一環として「被災地でのボランティア活動」を行っています。9月の活動について報告します。

活動内容

9月上旬は、8月に引き続き津波の被害を受けた墓地の清掃作業を行いました。墓地の清掃活動は長らく続きましたが、ようやく重機が入れるようになり、墓の建て直しも始まり、着実に復旧が進んでいます。中旬以降は主として牡鹿半島の漁港の復旧活動に携わりました。漁港では、瓦礫撤去や泥出しのみならず、船舶の撤去などかなりの力仕事も数多くあり、チーム一丸となって共に汗をかきました。作業の合間には漁師さんと話ができ、メンバーにとってボランティア活動の意義を再確認する機会にもなりました。台風に見舞われた期間には、大雨で作業が中止になった日もあり、その日は被災地に寄贈する雑巾を心を込めて作成しました。

参加メンバーの声

  • 「月日が経つにつれ、被災地が報道される機会が少なくなっていたため、現地へ到着するまでは、復興に向け着実に進んでいるのだと思っていました。しかし、都市部から離れるほど、復旧は遅れており、まだまだ復興には相当な時間・労力を要するのだと再認識しました。今回の貴重な経験を周囲に伝えるとともに、現地へ行かなくてもできる支援を継続していきたいと思います」
  • 「活動した地域では、昭和8(1933)年にも大きな津波があり、教訓として「今後家屋を建てる際は、この石碑より高い所に建てるように」という石碑が建てられていました。このため、地域の避難所は石碑より高い場所にありましたが、東日本大震災ではそれをはるかに上回る津波が。住民のある方は、避難所に逃げ込もうとしたものの鍵を携帯しておらず、仕方なくさらに高台にある建物に逃げ込んで奇跡的に助かったという話が印象的でした」
  • 「作業中、土に半分埋まった靴や服、ぬいぐるみなどを回収していると、言葉にできない感情が湧いてきます。今後も何らかの形で、体を使った復興支援に携わりたいと強く思いました」
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