三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2012年6月分)

活動内容

岩手県陸前高田市では引き続き瓦礫撤去をお手伝いしました。広田半島の東西から津波が押し寄せ、一時的に半島が津波で分断されるほどの大きな被害を受けた小友町では、梅雨入りを前に側溝の泥出し。ハードな肉体労働となりましたが、天候に恵まれ、少しずつですが水路をきれいにすることができました(写真左)。米崎町や気仙町などでは、200人を超える一般ボランティアと一緒に整地作業を行い、被災地を支援しようとする人々の熱気も感じることができました。

カキやワカメなど、養殖業が盛んな宮城県南三陸町では、いまだ津波の爪痕残る荒砥漁港で、養殖に使う土のう作りを行いました(写真右)。スコップで土砂をすくう作業に汗を流しながら、地元漁師の方たちと交流を図ることもできました。そのほか、今月も「福興市」にボランティア参加。開催前日は約40張のテントを立て、当日は10店舗に分かれて、販売員として各店舗を支援しました。

参加メンバーの声

  • 「テレビで被害は見知っていても、自分の目で震災の傷跡を見て、一瞬の出来事がこんなにも人々を苦しめるのかと思うと、怖さと共にやりきれない気持ちが湧いてきました。まだまだ傷の癒えない被災地の皆さんに、少しでも協力していけたらと思います」
  • 「震災後1年3カ月が経ち、自分の日常生活からは震災直後の衝撃が薄れつつある中で実際に現場に立ち入って町がなくなってしまった現実に向き合い、涙をこらえるのが精いっぱいでした。自分自身の貢献は、震災被害の前ではほんのわずかなものにすぎませんが、そのわずかなものを細く長く続けていくことで、被災地にも一定のインパクトが与えられるのではないかと期待しています」
  • 「被災地の状況を目の当たりにして強い衝撃を受けるとともに、復興への長い道のりを前に作業途中幾度となく途方に暮れることもありました。しかし、地元の方々の復興への強い想いを感じ、自分自身ができる支援を継続して行うことが重要と実感しました」
  • 「たくさんの苦労や悲しみがあるにもかかわらず、『頑張っべ』と明るく前向きに活動する被災者の方々に、元気をもらいました。私たちのお手伝いは微力ですが、皆さんのお役に立てたのならうれしいです」
  • 「大切なご友人を亡くされた語り部の方のお話から、『友人の分まで生きよう』という、静かで力強い決意が伝わってきました。また、出会った方々の“他者を思いやる心”に触れた時、頭が下がる思いがしました」
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