三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2012年10月分)

活動内容

10月は、これまでの岩手県陸前高田市、宮城県南三陸町・気仙沼市に加え、岩手県大船渡市に活動現場を広げました。

その大船渡市では、震災のため2年ぶりの開催となった「三陸大船渡さんままつり」に参加。前日には会場の設営、当日には炭火でさんまを焼いて無料配布、またお楽しみ抽選会など、お祭りを盛り上げるお手伝いをしました(写真左)。

陸前高田市では、中心街だった高田町で、一般参加のボランティアの方と協力しながら、側溝の泥出しを行いました。また、上長部地区ではたい肥作りや小麦の種まきなど、畑作業を中心にお手伝いしました(同中央)。

南三陸町は漁港や海岸など海辺で活動を展開。小泉海岸での清掃活動や、志津川漁港や林漁港でカキやホタテの分別・加工などの漁業支援を行いました(同右)。

参加メンバーの声

  • 「さんままつりの会場で聞こえてきた『家族は無事だった?』との会話。ようやく出会えたご近所さんたちなのでしょうか。やはり現地では、時間が止まっている部分があるのだと実感し、支援の手はまだまだ必要なのだと思いました。また、大船渡の方々は、『はるばる東京から来てくれたんだって』と何度もねぎらいの声を掛けてくれました。皆さんの笑顔の裏にとても強いものを感じました」
  • 「被災地の様子を初めて目にした時はやはりショッキングで、想像を絶する信じ難い出来事が起こったんだ、と改めて思いました。震災後初めての開催となるお祭りが始まる直前に少し雨が降り、地域の方が『きっとあれは涙だねぇ』としみじみおっしゃったのが胸に刺さり、やるせない気持ちに。被災者の方が毎日あの光景を目にしながらも、前向きに頑張っていることに改めて頭の下がる思いがしました」
  • 「1回の活動でできることは少ないながらも、被災地の方々から『まだ私たちは忘れられていない、と感じられるだけでもありがたいよ』と言っていただき、活動を続けていく意味を確認できた思いです。被災地で必要とされることはまだまだ多く、今後も積極的に支援活動に参加していきたいと思います」
  • 「新聞やメディアで見聞きしていましたが、実際に訪れた南三陸町の現状に大きな衝撃を受けました。ボランティアとして携わった活動はわずかですが、今回の体験を周囲に語ることで震災の風化を防ぐ一助になりたいと考えています。また、漁港支援で砂利の袋詰めの作業を行った折、私が住んでいる地域の小学生たちのメッセージが記入された袋を発見。『支援の輪はつながっているんだ』と実感しました」
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