三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2013年5月分)

活動内容

5月は、岩手県陸前高田市、宮城県南三陸町や仙台市と幅広い地域でボランティア活動を行いました。

岩手県陸前高田市と南三陸町では、農業や漁業のお手伝いを行いました。陸前高田市では上長部、南三陸町では平磯にある田畑で農作業に汗を流したほか(写真左)、泊浜港では養殖ワカメの出荷作業を手伝いました。

また、南三陸町では、毎月恒例の福興市での設営から販売までもお手伝い。気候が暖かくなってきたこともあり、会場は多くの人でにぎわい、ボランティアチームは販売などを通じて地域の皆さんと交流しました(同中央)。

仙台市では、「仙台国際ハーフマラソン」に給水ボランティアとして参加。大震災により2011年は休止を余儀なくされましたが、昨年に国際大会として再開され、世界のトップランナーをはじめ、1万人規模の市民ランナーが参加する大きな大会になっています。復興に向けた思いを書き込んだ服装で走るランナーも多く、ボランティアチームも応援に熱がこもりました(同右)。

参加メンバーの声

  • 「農園での農業支援と聞き、最初はどう復興支援につながるのか想像がつきませんでしたが、農業指導の方から『種も、育てた野菜も農業者の方の収入につながります。そして、この野菜をゆくゆくはブランドとして世界に売っていきたいんです』という熱い思いをお聞きし、単なる農業支援にとどまらず、その先に広がっていく展望があることを知りました。希望ある事業をお手伝いできたことを大変うれしく思います」
  • 「福興市当日は好天に恵まれて大勢の来場があり、皆さんが笑顔で楽しんでいる姿を目にできて良かったです。元気一杯の志津川高校の生徒さんたち、ゲームを楽しむ子どもたちの笑顔。ただ、一番印象に残ったのは『震災当日や避難生活をやっと冷静に話せるようになったけど、事業再開の見通しも立たず、将来のことを考えると不安になるんだ』という被災された出店者の方のお話でした。被災者の方に希望を与えられるような、継続的な支援の必要性を再認識しました」
  • 「お手伝いしたマラソン大会では、仙台の街中を駆け抜けるランナーに声援を送りながらの給水ボランティアを通じ、私自身も元気を頂きました。大会の横断幕には『感謝とともに前へ、仙台のちから。』とのメッセージが。その通りの前向きなパワーをたくさん感じることができました」
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