三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2013年12月分)

活動内容

12月は、岩手県、宮城県でボランティア活動を行いました。

宮城県南三陸町では、瓦礫の撤去を行いました(写真左)。津波の被害を受けた多くの土地が整地されつつありますが、まだ瓦礫が残っているところもあります。時おり冷たい雨が降るなど寒さの厳しい時間もありましたが、他企業や大学生などのボランティアと協力し、日によっては90人近い大人数で活動しました。

岩手県陸前高田市では、地域の方々が設立した社団法人が営む農園をお手伝い。次の収穫に向けて、農地の整備や作付けの準備作業を行いました(同中央)。また、この活動が2013年最後のボランティアだったことから、地域の皆さんが心尽くしの料理を用意してくださり、共に1年間の交流を振り返ることができました(同右)。

参加メンバーの声

  • 「瓦礫撤去の作業中、私たちの作業を遠巻きに見ている地元の方たちがいました。当初は『なぜ一緒にやらないのだろう?』と疑問を感じていました。しかし、土の中からビデオテープや箸などの生活用品が出てきたことで、被災した方々にとって瓦礫撤去はつらい作業なのだとようやく気が付きました。機会を見つけて、またボランティアに参加しようと思います」
  • 「ボランティアに参加するまでは、被災地の情報はインターネットやテレビを通じたものばかりで、正直なところ現実感があまりありませんでした。実際に被災地を訪れると、被災から約3年が過ぎたのに復興が進んでいない現状が見え、現地の人たちの心労が伝わってきました」
  • 「今回が三回目の参加です。作業内容も初めて参加した時の瓦礫除去から、作物の種まきへと変わりました。この種が芽を出し、収穫され、やがて希望につながっていくのかと思うと、1粒1粒の種がとても重く感じました」
  • 「被災地でのボランティア活動に初めて参加し、改めて震災の被害の大きさを実感させられました。一方で、再建されたばかりのキャピタルホテル1000では宿泊客だけでなく、宴会場で地元の会合が開かれるなど、少しずつにぎわっている様子も。陸前高田市街が見渡せる高台に立つホテルは、そうしてコミュニティを支えるとともに、町の復興を見守っているように見えました」
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