三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2014年2月分)

活動内容

2月は、宮城県南三陸町や石巻市でボランティア活動を行いました。

南三陸町の長清水地区では、農地再生作業をお手伝いしました。半ば凍った地面をつるはしなどで掘り起こし、地中に残っている石や瓦の破片を一つ一つ取り除いていきます(写真左)。地道ながら、農業を再開するには不可欠な活動です。

また、同町で恒例の催事「福興市」にも参加。今回は「カキ」をテーマに、カキ料理のブースが会場に並び、多くの来場客でにぎわいました。参加メンバーは会場の設営はもちろん販売も担当し、その盛り上げに一役買いました(同中央)。

石巻市雄勝町での活動は、旧桑浜小学校の改修作業です。地域住民の方と共同で、町の名産である雄勝石スレートを、瓦として再利用するために洗浄しました(同右)。

2月の東北とあって降雪や積雪が多く、いずれも厳しい寒さの中での活動となりましたが、みそ汁を差し入れていただいたり、共同作業を通じて、被災地域の方々の温かさに触れる機会にもなりました。

参加メンバーの声

  • 「お会いした南三陸町の皆さんは、私たちより元気でパワフル。支援に行ったはずが、逆に元気をもらいました。多くの方とお話しする中で、『観光って言葉は、“光を観る”と書くんですよね。今度は、ぜひ南三陸の“光”を観に来てくださいね』と声をかけていただきました。支援にはいろいろな形があり、私たちにできることもまだまだたくさんあると気付かされました」
  • 「活動の合間に、震災前の緑豊かでのどかな町の風景を写真で見せてもらう機会がありました。更地が広がる現在の景色とのギャップに大きなショックを受けるとともに、3年たったにもかかわらず復興が進んでいない現状を実感させられました。ボランティア参加前は、作業内容やどれだけ役に立つのかなど、目に見えることばかり意識していましたが、復興に時間がかかるからこそ支援活動を維持し、震災を風化させないことが大事なのだと感じました」
  • 「地域の方が仰っていた『水との親和性のある町を再構築したい』という言葉がとても印象に残りました。津波に苦しめられたにも関わらず、前向きで力強い被災地の皆さんの心情に触れられたことは貴重な経験になりました」
ページ上部へ