マレーシアLNG事業 権益延長・再参入について
三菱商事株式会社(代表取締役 社長: 中西 勝也、以下「三菱商事」)は、Petroliam Nasional Berhad(代表取締役 社長 兼 最高経営責任者: Tan Sri Tengku Muhammad Taufik、以下「ペトロナス」)と共に46年の長きにわたりマレーシアにおけるLNG(液化天然ガス)事業で協業してきましたが、今般、マレーシアLNG Dua(デュア)事業(以下「Dua事業」)の権益延長、並びにマレーシアLNG Tiga(ティガ)事業(以下「Tiga事業」)への再参入につき、ペトロナスと合意に至りました。
マレーシアLNGは全部で9つの天然ガス液化系列で構成され、第1-3系列をSatu(サトゥー)、第4-6系列をDua、第7-8系列をTiga、第9系列をTrain 9と称し、LNGの生産能力は合計2,930万トン/年と世界最大規模を誇るLNGプロジェクトです。現在、同プロジェクトで生産されるLNGの内、約1,000万トン/年が日本に供給されており、単一拠点としては世界最大の本邦向けLNG供給量を誇ります。
プロジェクト操業開始時から参画を続けるSatu事業、そして今般のDua事業の契約延長、Tiga事業の再参入を通じて、三菱商事は今後も日本を始めとするアジア地域へのLNGの安定供給に貢献して参ります。
【三菱商事のマレーシアLNG事業 権益概要】
マレーシアLNG | 三菱商事の権益比率 | 備考 |
---|---|---|
Satu事業 | 5%(変更なし) | 1978年から参画 生産能力:840万トン |
Dua事業 | 10% → 10%(権益維持) | 2025年から約10年間 生産能力:960万トン |
Tiga事業 | 0% → 10% (再参入) | 2024年から約10年間(※1) 生産能力:770万トン |
Train 9事業 | ― |
- (※1)2000年から参画していたが2023年に一度権益満了
ペトロナス 社長 兼 最高経営責任者Tan Sri Tengku Muhammad Taufik
「当社と三菱商事の関係は、1978年の協業から始まりました。LNGの重要性が高まるエネルギートランジションの時代において、両社の繋がりが強化されることを非常に嬉しく思います。本件を通じて社会課題に取組む中で、両社、そしてマレーシアと日本にとって良い影響が生まれ、三菱商事と更なる協業が実現することを期待しています。」
三菱商事 代表取締役社長 中西 勝也
「LNGはエネルギートランジションの時代に於ける現実解の一つであり、ペトロナスとの協力関係強化を通じ、LNGの安定供給に貢献して参ります。マレーシアにおいて歴史的なマイルストーンを達成してきたペトロナスとサラワク州政府と共に、更なる価値を創出していけることを嬉しく思います。」
【マレーシアLNGプロジェクトの位置図】

【ビンツルLNG基地(ペトロナス提供)】

三菱商事のマテリアリティ(重要課題)






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