Preferred Networksとの資本業務提携について
三菱商事株式会社(以下「当社」)は、株式会社Preferred Networks(以下「PFN」)の第三者割当増資を引き受け、資本業務提携(以下「本提携」)を致しました。
PFNは、AI半導体の設計から生成AIモデルの開発まで、AIバリューチェーンを統合的に手掛けることで、様々な産業領域のニーズに沿ったAIソリューションを提供しています。当社は、PFNが開発するAI半導体を含むAIインフラの拡充や、AIソリューションの社会実装を支援し、各種産業課題の解決に貢献して参ります。
AI半導体含むAIインフラ領域においては、当社の各産業におけるグローバルなネットワークを活かして、PFNが開発する国産の省電力AI半導体MN-Coreシリーズの国内市場含めたグローバル展開を支援し、計算資源の国産化や低消費電力化などの社会課題の解決に挑戦して参ります。
更に、PFN及び株式会社インターネットイニシアティブとの3社で、AI向けクラウドサービスを提供する合弁会社Preferred Computing Infrastructure(以下「PFCI」)を設立し、AIインフラの強化・計算力の安定供給に努めてまいります。
AIソリューションの領域では、当社は2024年6月公表の株式会社Preferred Computational Chemistryとの資本業務提携を通じて、素材・化学分野における社会実装に向けた協業を行ってきました。
本提携を機に、PFNが開発する大規模言語モデルPLaMoを、エムシーデジタル株式会社(当社100%出資先)が提供するサービス「Tachyon生成AI」に搭載する等、新たな取り組みを開始しており、今後も、AI技術の発展・社会実装に向け、PFNとの協業を深めて参ります。
株式会社Preferred Networks 代表取締役CEO 西川徹 様
PFNは、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、チップ(半導体)まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合し、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューション・製品を開発しています。この度の資本業務提携を通じて、三菱商事様のグローバル市場・多角的産業へのネットワークを活用し、特に計算資源・計算インフラ領域、素材・化学領域におけるグローバル展開を進めるとともに、エムシーデジタル様へのPLaMoの提供等の連携を深め、成長を一層加速してまいります。
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
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