三菱商事

プレスルーム

2013年1月22日
Eneco社
三菱商事株式会社

オランダ洋上風力発電における協業/欧州での長期的な戦略提携

オランダ公営の総合エネルギー事業会社であるEneco社(以下、Eneco)と三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、欧州の洋上風力発電事業分野で戦略的提携を行うことに致しました。また、Enecoがオランダ沖合に建設予定のLuchterduinen(ルフタダウネン)洋上風力発電所の持分の50%を、三菱商事がEnecoより取得し、建設・運転を、両社共同で行うことに合意致しました。
 
ルフタダウネン洋上風力発電所はノルドバイク市の沖合23キロに位置し、東京ディズニーランドの5倍の敷地面積(約25km2)に40本を超す風車を2015年から稼働させる予定です。出力は約13万kWであり、オランダの15万世帯の電力を賄う規模となります。
 
また、両社は現在Enecoが保有・操業中のプリンセス・アマリア洋上風力発電所(在オランダ、12万kW)での協業や、Enecoが業務用の電気自動車を導入する際に三菱商事が側面支援をする事も検討しております。これらの取り組みを通じ、両社はエネルギー安定供給、持続可能なエネルギーの確保、環境負荷の低減を目指すオランダに貢献して参ります。
 
Enecoは、豊富な洋上風力発電事業の実績を持っており、企業目標として「すべてのみなさまに持続可能なエネルギーを!」を掲げております。高い環境意識を共有する三菱商事との欧州洋上風力分野における戦略的提携を通じて、環境・資源のサステイナビリティに重点を置いた事業運営・エネルギー供給を今後も一層推進して参ります。
 
三菱商事は、Enecoとの戦略的提携により、今回初めて本格的な洋上風力発電事業に進出することとなります。中期経営計画2012でインフラ・地球環境事業を全社戦略分野と掲げており、Enecoとの洋上風力発電分野における長期的な戦略提携を踏まえながら、引き続き、再生可能エネルギー事業への取り組みを強化して参ります。
 
 
 
 
・ルフタダウネン洋上風力発電所の概要
(1)所在地:オランダノルドバイク市沖合23キロ地点
(2)発電容量:13kW3MWの風車40本強)
(3)完工予定時期:20158
(4)総事業費:400450億円程度
 
・プリンセス・アマリア洋上風量発電所の概要
(1)所在地:オランダアイマイデン市沖合23キロ地点
(2)発電容量:12kW2MWの風車60本)
(3)完工時期:20087
(4)総事業費:約380億円
 
・Eneco概要:
(1)本社所在地:オランダロッテルダム
(2)設立:1995
(3)事業内容:電力・ガス・熱併給の総合エネルギー事業
(4)売上高:5,007百万ユーロ(2011年実績、連結ベース)
(5)従業員数:7,000人(2011年末時点)
(6)代表者:Mr. Jeroen F. de HaasCEO
 
 ・三菱商事概要:
(1)本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目31
(2)設立:19504
(3)事業内容:新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の6グループに、ビジネスサービス、地球環境・インフラ事業開発の2部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として、多角的なビジネスを展開。
(4)売上高:201,263億円(20123月末、連結ベース)
(5)従業員数:63,058人(20123月末、連結ベース)
(6)代表者:代表取締役社長小林健
 
 

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