三菱商事

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2015年6月11日
三菱商事株式会社

コンテナ船ファンド組成完了のお知らせ

三菱商事株式会社(以下、当社)の100%出資子会社で、米国にて機関投資家向けにアセットマネジメント(資産運用)事業を展開するMC Asset Management Holdings, LLC(以下、MCAMH)は、コンテナ船に投資を行うファンド「MC-Seamax Shipping Opportunities Fund, L.P.(以下、本ファンド)」の組成を完了しましたのでお知らせ致します。
 
本ファンドは、船舶ファイナンスに関するアドバイザリー会社であるSeamax Partners LLC*1と共同で組成し、日米欧の機関投資家から約300百万ドルの出資コミット*2 (内、当社の出資コミット額:50百万ドル)を受け、この度募集を終了しファンド組成を完了致しました。
 
本ファンドは主に中古コンテナ船を購入・保有し、大手海運会社等に貸出すことにより得られる安定的な傭船料収入をもとに、投資家に利益還元することを目指しています。現時点で計6隻、合計積載量45,000TEU*3のコンテナ船を購入し、大手海運会社との傭船契約に基づいて運航が行われています。
 
コンテナ船市場は、2008年の金融危機以降の景気失速により貨物輸送量が減退したことに加え、危機前に建造・発注された大量の船腹が供給された為、需給が緩み船価・傭船料はここ数年低い水準に留まっておりました。昨今、グローバルな経済回復に伴い船腹需要が増加し、船価・傭船料は徐々に回復していることから、今後もファンドの資金を活用し、更なる優良船の獲得を進めていく予定です。
 
当社は、幅広い実業に取り組む総合商社としての強みを活かし、グループ会社を通じて船舶分野を含む実物資産等を対象とする良質な投資機会を、機関投資家の皆様に提供して参ります。
 
*1 Seamax Partners LLC:
大手金融会社にて船舶関連ファイナンス部門の責任者を務めたCao Deambrosio氏とRon Petrunoff氏が設立。アメリカ合衆国コネチカット州所在。
 
*2 出資コミット:
投資家の資金拠出は、一括払込みではなく船舶購入等の都度段階的に行うもの。
 
*3 TEU:
コンテナ船の積載量を示すために使われる貨物容量単位。長さ20フィートコンテナ1個分が1TEU。
【本ファンドのスキーム図】
【保有船舶(例)】
MCAMH概要
(1)本店所在地:  アメリカ合衆国、コネチカット州スタンフォード
(2)事業内容:  実物資産等を裏付けとする先端的な投資商品を開発し、グループ会社を通じて、グローバルに機関投資家に向けた投資機会を提供している。
(3)代表者:  Patrick Curran, CEO
(4)設立:  2011年12月
(5)従業員数:  約20人

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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