三菱商事

プレスルーム

2022年9月9日
三菱商事株式会社

英国 Hornsea 2洋上風力発電所向 海底送電事業の優先交渉権獲得について

三菱商事株式会社(以下「当社」)は、英国100%子会社のDiamond Transmission Corporation Limited(以下「DTC」)を通じて、InfraRed Capital Partners社(以下「InfraRed」)と共に、英国北東部沖合約90kmに位置するHornsea 2洋上風力発電所(発電容量138.6万kW)向けの海底送電資産運営事業に係る優先交渉権を取得致しましたので、お知らせ致します。本事業権を取得することにより、英国における送電資産運営事業10件目の参画(総保有送電ケーブル長784km)となり、同国海底送電事業のシェアトップとなります。
 
送電資産は、海底・陸上送電線本体と、付随する洋上・陸上変電設備(プロジェクトコスト総額 約1,900億円)で構成され、今後、英国当局および洋上風力発電所の開発事業者等との交渉を経て、運営事業権を取得後、24年間にわたり、送電資産運営事業を担う予定です。DTCは、既に保有する送電資産運営に係る実績を活かして効率的な事業運営に取り組みます。
 
当社は、経済価値・社会価値・環境価値の三価値同時実現を掲げており、社会のニーズに応え、社会と共に持続的成長を目指します。欧州では、洋上風力発電を促進する為の海底送電事業が急拡大しており、送電資産は洋上風力発電に不可欠なシステムとして、温室効果ガス排出抑制に貢献すると考えております。
 
また、当社は、「中期経営戦略2024 MC Shared Value(共創価値)の創出」を掲げ、DXとEXの一体推進による地域創生を通じ、再生可能エネルギーを起点としたカーボンニュートラル新産業の創出に取り組んでいます。当社が取り組む国内洋上風力発電事業をはじめとする再生可能エネルギーの開発・運営においても、海底送電事業を通じて得た知見を最大限活用し、再生可能エネルギーの安定供給に貢献して参ります。
 
以 上
■会社概要:
1.三菱商事
所在地   :東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
内容      :天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループに産業DX部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
代表者   :代表取締役 社長 中西 勝也
創立      :1954年 (設立1950年)
 
2.InfraRed
所在地    :One Bartholomew Close, Barts Square London
事業内容 :英国証券取引所上場ファンドHICL及びThe Renewable Infrastructure Group等のインフラストラクチャーファンドを管理
代表者    :Mr.Werner von Guionneau
創立       :1997年
以 上
 
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「イノベーションを通じた社会課題の解決」に資する取り組みになります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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