三菱商事

プレスルーム

2023年6月22日
三菱商事株式会社

欧州におけるグリーン水素拡大に向けた新会社設立について
~「Eneco Diamond Hydrogen」の設立~

三菱商事株式会社(社長:中西勝也、以下「当社」)は、2023年6月6日、当社子会社のオランダ総合エネルギー事業会社であるN.V. Eneco社(以下「Eneco」)とともに、欧州における再生可能エネルギー(以下「再エネ」)の開発及びグリーン水素の製造・販売を行うことを目的として、Eneco Diamond Hydrogen B.V.(以下「Eneco Diamond Hydrogen」)を設立致しました。
 
脱炭素社会の実現に向けて世界的に再エネの普及が進む中、代替燃料、電力系統への供給調整手段等としての水素の利活用に期待が高まっています。特に欧州では、2030年までに域内のグリーン水素製造能力及び域外からの輸入を各1,000万トン/年とすることを掲げるなど、政策的なグリーン水素導入が推進されています。
 
Eneco Diamond Hydrogenは、Enecoが長年培ってきた再エネ開発の知見・経験と、石油・化学・鉄鋼・海運等の広範な業界との当社ネットワークを活用し、オランダを起点として欧州域内の再エネ開発及びグリーン水素製造・販売事業に取り組みます。
 
当社は、中期経営戦略2024にてEnergy Transformation(EX)戦略を掲げ、脱炭素ソリューション提供を通じたエネルギーセクターの低・脱炭素化に取り組んでおり、その一つとして、Eneco Diamond Hydrogenを活用した欧州グリーン水素の製造・販売事業に注力して参ります。欧州のみならず、米国や日本を含むアジア各国においても水素の利活用に期待が高まる中、当社はEneco Diamond Hydrogenを通じて獲得した知見を他地域にも展開し、今後も脱炭素社会の実現に貢献して参ります。
 
以        上
■会社概要:
1. Eneco Diamond Hydrogen
本店所在地   :Rotterdam, the Netherlands
事業内容      :再エネ開発及びグリーン水素製造・販売事業
出資比率       :当社 50%、Eneco 50%
 
2. 三菱商事
本店所在地   :東京都千代田区丸の内二丁目 3 番 1 号
内容              :天然ガス、総合素材、化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の 10 グループに産業 DX 部門、次世代エネルギー部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
代表者          :代表取締役 社長 中西 勝也
 
3. Eneco
本店所在地   :Rotterdam, the Netherlands
事業内容      :再エネ中心とする発電事業、電力トレーディング、小売事業までを網羅する垂直統合型のポートフォリオを展開
代表者         :Mr. As Tempelman(CEO)
 
以        上
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「イノベーションを通じた社会課題の解決」に資する取り組みになります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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