三菱商事

プレスルーム

2024年4月2日
三菱商事株式会社

豪州クイーンズランド州BMA原料炭事業傘下の一部炭鉱の売却完了について

三菱商事株式会社(以下「当社」)は、豪州クイーンズランド州において、当社 100%子会社の三菱デベ ロップメント社(Mitsubishi Development Pty Ltd、以下「MDP 社」)を通じ、資源メジャーの BHP 社と共同 で、BMA(BHP Mitsubishi Alliance)原料炭事業を展開しております。
 
2023 年10 月18 日付プレスリリースの通り、MDP社とBHP社はBMA原料炭事業を通じて各々50%の権益を保有するブラックウォーター炭鉱、及びド-ニア炭鉱の全権益を、豪州のホワイトヘイブン社(Whitehaven Coal Ltd)に売却する旨合意しておりました。法制上必要となる各種手続きや先行条件が充足し、本日付けで売却を完了しましたので、お知らせします。
 
本日を以って両炭鉱の所有権はホワイトヘイブン社に移転します。ホワイトヘイブン社は豪州証券取引所に上場する石炭専業会社で、豪州ニューサウスウェールズ州に 4 つの一般炭及び原料炭炭鉱を、同クイーンズランド 州に未開発の原料炭鉱区を保有しており、安定した操業実績がある会社です。
 
当社は、金属資源ポートフォリオの優良化・下方耐性の強化に向けたレビューを継続的に行っております。今回の二炭鉱売却もその一環であり、BMAに於いては、高品位原料炭を産出する炭鉱群への集約が完了します。当社は、BMAを今後も金属資源ポートフォリオに於ける中核事業と位置付け、高品位原料炭を長期に亘り安定供給して参ります。
 
BMA が生産する高品位原料炭は、高炉に於いて排出される温室効果ガスが通常の原料炭と比較して少なく、高炉の低炭素化に資する製鉄原料です。当社は、カーボンニュートラル社会への移行期に必要な 高品位な原料炭や鉄鉱石の安定供給を継続すると共に、今回の売却を通じて得た資金も活用しながら、社会の電化に不可欠な銅やアルミ・ボーキサイト、リチウム、ニッケルの供給力拡大、及び循環型社会の構築に向けた二次資源への着手を通じて EX(エネルギートランスフォーメーション)へ貢献して参ります。
 
尚、本件に係わる売却益については、今後公表予定の2024年度通期業績見通しに織り込む予定です。
 
 
 
<参考:ブラックウォーター炭鉱・ドーニア炭鉱所在地>
 
  • ホワイトヘイブン社(Whitehaven)概要
会社名
Whitehaven Coal Ltd
本社所在地
Level 28, 259 George Street, Sydney, NSW, Australia, 2000                                           
設立年
1999年
代表者
Paul Flynn, Managing Director
上場先
オーストラリア証券取引所
 
  • BHP社 概要
会社名
BHP Group Ltd
本社所在地
Level 18, 171 Collins Street, Melbourne, Victoria, Australia, 3000    
設立年
1873年
代表者
Mike Henry, Chief Executive Officer
上場先          
オーストラリア証券取引所、ロンドン証券取引所、ヨハネスブルク証券取引所、ニューヨーク証券取引所
 
  • MDP社 概要
会社名
Mitsubishi Development Pty Ltd
本社所在地
Level 16, 480 Queen Street, Brisbane, Queensland, Australia, 4000                                
設立年
1968年
代表者
田内健一郎CEO
上場先
非上場(当社100%子会社)
 

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171
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