三菱商事

プレスルーム

2024年9月18日
三菱商事株式会社
KDDI株式会社
株式会社ローソン

三菱商事・KDDI・ローソン、「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始
~店舗や地域社会に寄り添う「Real×Tech Convenience」を拡大~

三菱商事株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役 社長: 中西 勝也、以下 三菱商事)、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長 CEO: 髙橋 誠、以下 KDDI) 、株式会社ローソン (本社: 東京都品川区、代表取締役 社長: 竹増 貞信、以下 ローソン) は、ローソンの「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始します。
 
ローソンは、新型コロナウイルス感染症拡大を契機にお客さまの生活スタイルや消費行動、価値観が変化する中、デジタル技術を活用しながらニューノーマルへの対応を進めてきました。現代社会において、コンビニは食品や日用品を安定供給できる社会インフラとして欠かせない存在となっています。
三菱商事は出資参画以降20年以上にわたり、原料調達や製造物流などサプライチェーンの分野に加え、海外での幅広い事業ネットワークを活用し、ローソンを支援してきました。今後は加速する事業環境の変化に対応すべく、通信関連事業を基盤としたお客さま接点と、デジタルを強みにさまざまなサービスを有するKDDIとの連携を更に強化し、三菱商事、KDDIの2社共同体制でローソンの更なる変革を進めていきます。
具体的には、2社が有する事業基盤やAI・DX技術を活用することで「Real×Tech Convenience」の拡大を推進するとともに、自治体と連携してお店と地域が抱える社会的課題を解決していくコンビニに変革し、「マチのほっとステーション」としての役割をさらに深化していくことを目指します。
 
■「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組み
1.「Real×Tech Convenience」の拡大
3社は、人手不足や食品ロスなど小売店の運営上の課題をデジタル技術の活用で解決するリテールテックの取り組みを推進するため、KDDIが2025年春をめどに本社を移転予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、ローソンを2店舗(オフィスフロア・一般フロア)開店します。未来のコンビニへの変革に向けたさまざまなリテールテックの実験ラボとして運営し、今後、高輪での実証結果をもとにReal×Tech Convenienceの仕組みを構築し、他店舗への拡大も目指していきます。
さらには、三菱商事が有する海外での幅広い事業ネットワークなどを最大限活用し、ローソンの海外展開(既存展開エリアを含む)を支援・強化していきます。
 
<高輪での実証の例> 以下機能を導入予定。詳細仕様は未定。
機能
検討内容
スマホレジ
・店舗内でのフリクションレス決済
・スマートフォンを介した商品レコメンドの実施
AIサイネージ
・AIカメラ活用による、お客さまの属性や会員情報に合わせたおすすめ商品やキャンペーン情報の表示
店舗業務の最適化
・品出しや店内清掃、商品配送などの業務に対するロボット活用
次世代リモート接客プラットフォーム
・専門のスタッフなどによるリモート接客ブースを店内に設置
・開始時点では、通信やでんき・ガスなど、生活インフラに関するお客さまからのご相談に対応。以降、対象サービスの拡大や、将来的にはAIの活用も検討。
 
2.地域の課題解決に向けて防災や交通など、自治体との連携を強化
3社は2024年9月18日、ローソンを基軸とした防災・災害発生対処活動に関する協定を締結しました。安心・安全かつ快適で豊かに暮らすことができる社会を目指して、災害発生時においては、被災地域のライフラインの早期復旧を図り、被災者の安心や生活支援に貢献するために、相互協力を実施するとともに、平常時から防災に関する協力体制を構築していきます。
更には、KDDIの提供するStarlink通信環境やドローンによる周辺パトロールや地域安全の強化、三菱商事とKDDIが、事業会社を通じて提供するオンデマンド乗合交通(「のるーと」「mobi」)との連携による移動支援など、地域の課題解決にも貢献し、店舗を中心に誰もが豊かに暮らせる「ローソン・タウン」を実現し、豊かな地域社会の発展に貢献していくことを目指します。
 
3.Ponta経済圏の拡大などによるお客さま接点の強化
2019年のKDDIと株式会社ロイヤリティ マーケティングによる資本業務提携以降、三菱商事、KDDI、ローソンの3社は、ロイヤリティ マーケティングが展開する共通ポイント「Ponta」のネットワークによるPonta経済圏の拡大・活性化に向け連携を行ってきました。
さらなるPonta経済圏の活性化とお客さまの利便性向上のため、KDDIは2024年10月2日、クーポンやコンテンツのセットサービス「auスマートパスプレミアム」を「Pontaパス」へリニューアルし、サービス開始記念に伴う期間限定の特典付与をはじめとした、お客さまがより便利かつおトクにローソンでのお買い物を楽しんでいただくためのサービスを提供していきます。詳細はKDDIのプレスリリース(https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-248_3507.html)をご確認ください。
 
<お客さま接点強化の例>
サービス名
内容
Pontaパス
・ローソンで利用できる無料・割引クーポンを週替わりで提供
・ローソンでスマホ決済「au PAY」利用時にPontaポイント還元率を上乗せ
など
KDDIのオンライン専用ブランド「povo」との連携
・ローソン来店時にデータ容量をチャージできる「povo Data Oasis」年内開始予定
・ローソン店頭でのデータ専用eSIMを年度内に販売開始予定
など
 
三菱商事、KDDI、ローソンの3社は、Real×Tech Convenienceの拡大などによりお客さまに新しいコンビニ体験を提供し、全国の自治体との連携により防災や交通など地域の課題を解決する取り組みを通じて、現代社会におけるローソンの役割をさらに深化し、ローソンの「未来のコンビニ」への変革を目指していきます。
 
以 上
 
【報道機関からのお問い合せ先】
三菱商事株式会社 広報部 TEL (03) 3210-2171
KDDI株式会社 広報部 TEL(03)6678-0690
株式会社ローソン 広報部 TEL(03)5435-2773

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」「イノベーションを通じた社会課題の解決」「地域課題の解決とコミュニティとの共生」に資する取り組みになります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171
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