被災地でのボランティア活動レポート
(2016年10月分)
活動内容
三菱商事復興支援財団が福島県郡山市と連携協定を結び、果樹農業の6次化を支援する「ふくしまワイナリープロジェクト」。10月は、本プロジェクトに共に取り組む福島市と郡山市の果樹農園で、ボランティア活動を行いました。
福島市の果樹園やまとでは、シードルの原料となるリンゴの葉取り作業を行いました。これは、リンゴの実に日陰をつくる葉を摘み取るというもの。果樹園の皆さんから東日本大地震以降の農家の状況をうかがいながらの作業となりました(写真左・中央)。
郡山市の橋本農園でも、リンゴの葉取り作業を行いました。気温も下がり、雨予報が出る不安定な天候のもとでの作業となりましたが、農園主の橋本さんから日本の農業の現状をお聞きする貴重な経験もできました(同右)。
![](/jp/ja/sustainability/contribution/support-for-natural-disaster/eastjapan/report/img/201610_img_01.jpg)
参加メンバーの声
- 「活動先の農家の方が先進的で真摯に農業に取り組んでいることを強く感じ、日本の農家の強さを実感しました。また、風評との長い戦い、今でも人手の確保に影響が残っていることをうかがいました。一日も早く、こうした風評が消えることを願います」
- 「リンゴ農園の社長が農園を続けていこうと除染や再建に奮闘されてきたお話をうかがい、すごいパワーと熱いお人柄を感じました。美味しいシードルを作るために、原料のリンゴも美味しいものを使うことを知って、このシードルがもっともっと世の中に広まるといいなと思いました」
- 「震災の影響をじかに見聞きし、改めて被害の深刻さを認識しました。もっと早く支援に向かうべきでした。人のお役に立てること、それ自体が心を満たしてくれるものであることを実感しました。新聞、テレビを見て思いを寄せるだけでなく、現場で汗を流すことで実感が湧きます。継続が重要と思います」