米国スミソニアン博物館 国立アジア美術館への協賛継続について

2025年12月10日

三菱商事株式会社(以下、当社)は、米国スミソニアン博物館 国立アジア美術館 National Museum of Asian Artに対し2015年より実施しているスポンサーシップを継続し、更なる5年間の支援(5年合計で100万ドル)を行うことを決定致しましたので、お知らせ致します。

国立アジア美術館は、1923年に開館し、俵屋宗達の「松島図屏風」・「雲龍図屏風」や葛飾北斎の「雷神図」等の国宝級の作品をはじめ、約4万点の日本を中心とした東洋関連の美術品を収蔵し、アメリカにおける日本文化・芸術発信の中心となっています。過去5年間で新たに3,000点の日本美術作品を収蔵すると共に、常設展に加えて15件もの日本美術に関する展示を実施、コロナ禍以降も順調に来館者数を伸ばし、2024年は56万人超えを記録しました。

当社からの協賛金は、日本美術コレクションのさらなる拡充、展示プログラムや研究体制の強化、学術交流の促進、などの用途に充てられる予定です。本協賛による国立アジア美術館と当社とのパートナーシップを通じ、米国、ひいては世界に向けて日本文化の魅力を発信し、日本文化のさらなる発展に寄与していきたいと考えています。

スミソニアン博物館 国立アジア美術館について

スミソニアン国立アジア美術館は、アジアや世界に対する一般的および学術的な理解を深めるために、芸術の保存、展示、研究、解釈に取り組んでいます。同館は1923年に開館したアメリカ初の国立美術館かつアジア美術館です。現在では、古代から現代に至るまでの作品を含む、世界で最も重要なアジア美術コレクションの一つを所蔵しています。また、19世紀から20世紀初頭にかけてのアメリカ美術の貴重なコレクションも管理しています。

国立アジア美術館は、アジアの芸術、文化、社会を理解するための主要な拠点であり、特にそれらがアメリカと交わる領域において重要な役割を担っています。今後も、パートナーと協働し、誰もが利用しやすい環境づくり、来館者とより深く関わることの出来る仕組みを模索していきます。

国立アジア美術館の所属するスミソニアン博物館は、ワシントンD.C.のナショナル・モールに位置し、年間364日(12月25日を除く)、無料で一般公開されています。世界最大の博物館・教育機関・研究施設の複合体であり、年間2,000万~3,000万人の来館者を記録しています。詳細については、asia.si.edu.をご覧ください。

スミソニアン博物館 国立アジア美術館 外観
スミソニアン博物館 国立アジア美術館 外観
© National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution

日本美術 展示に関する説明パネル

日本美術 展示に関する説明パネル
© National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution
展示の様子
展示の様子
© National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution

お問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171