写真提供:読売新聞社
プロジェクト探検隊
エネルギーで切り拓く、
持続可能な未来への挑戦
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三菱商事のビジネスの最前線を高校生が訪問・取材し、その成果をレポートする
「プロジェクト探検隊」(主催:読売新聞社、特別協賛:三菱商事)。
今回は、「エネルギーで切り拓く、持続可能な未来への挑戦」をテーマに、6人の高校生がアメリカを訪れました。天然ガス・LNGや再生可能エネルギー事業など多岐にわたる現場を視察し、三菱商事の幅広い事業内容や、日本企業が海外で果たす役割、そしてグローバルな視点で働く魅力について取材しました。
2025年7月28日
北米三菱商事会社 ヒューストン支店 訪問
三菱商事がヒューストンで展開する多様な事業や、海外支店の役割について説明を受けた後、座談会では具体的な事例や現地での働き方について学びました。
Diamond Gas North America 訪問
天然ガスやLNGについての基礎知識や、カーボンニュートラル社会の実現に向かう中でのLNGの役割について理解を深めました。三菱商事が参画するキャメロンLNGプロジェクトについても説明を受け、視察に向けてイメージを膨らませました。
CIMA ENERGY 訪問
北米で天然ガスのマーケティング事業を展開するCIMA ENERGYを訪問し、天然ガス市場の動向や取引プロセスなどについて学びました。経営陣の方々に英語で質問をする機会もありました。
2025年7月29日
キャメロンLNGプラント 視察
ルイジアナ州ハックベリーにあるキャメロンLNGプラントを訪問し、天然ガスを液化し、船で出荷する一連の施設を視察しました。LNG生産の仕組みについて理解を深めるとともに、その圧倒的な規模感からプロジェクトの重要性を学びました。
2025年7月30日
北米三菱商事会社 ボストン支店 訪問
社会課題の解決に繋がる新しい技術の探索や情報収集を行うボストン支店の役割や取り組みについて学びました。現地の大学・研究機関を始めとするスタートアップを取り巻く様々なプレイヤーとの連携の重要性についても理解を深めました。
Diamond Generating Corporation 訪問
米国を中心に電力事業を展開するDiamond Generating Corporationを訪問し、アメリカの電力事情を踏まえた三菱商事としての取り組み、カーボンニュートラル社会の実現に向けた再生可能エネルギーの重要性について学びました。
Boston Energy Trading and Marketing 訪問
電力トレーディング事業や顧客向けのサービスを手掛けるBoston Energy Trading and Marketingを訪問。オフィスツアーや経営陣との対話セッションを通じて、電力市場や電力トレーディングの仕組み、意義について学びました。
Nexamp 太陽光発電所 視察
米国で分散型太陽光発電事業を展開するNexampの発電所を視察し、アメリカ特有のコミュニティ・ソーラー*制度の仕組みや、地域コミュニティや自然との共生策について理解を深めました。
*コミュニティ・ソーラー制度
太陽光発電を利用したいものの、住宅・商業ビルの構造上の制約や、経済的理由などから設備を設置できない世帯や企業が、同地域内にNexampが設置・保有する太陽光発電所で発電された電気をシェアし、同時に、その太陽光発電所の実際の発電量見合いで自宅・自社の電気料金を削減できる仕組み。
2025年7月31日
ハーバード大学 訪問
世界でも有数の私立大学であるハーバード大学を訪問し、現役大学生とパネルセッションを実施。学生生活や研究内容などについて意見交換を行い、自身のキャリア形成の具体的な視点を得ました。
ラップアップ会議
プログラムの終了にあたりラップアップ会議を行い、これまでに得た学びを振り返りました。
現地取材を終えた高校生の感想
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甲陽学院高等学校 2年
一本松 健(いっぽんまつ けん)LNGの安定性や、他の化石燃料と比べた環境上の利点を学ぶとともに、アメリカの分散型太陽光発電や税額控除制度を知り、再生可能エネルギーの可能性にも希望を抱きました。普段出会えない人々と交流し、貴重な経験と思い出を得られたことに感謝しています。
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海城高等学校 2年
郷古 悠介(ごうこ ゆうすけ)LNGは脱炭素社会に向けた「転換期を支えるエネルギー」という言葉が印象に残っています。それぞれのエネルギーの特性を理解し、バランスの取れた、現実解を探る重要性を感じました。現地の方々や企画してくれた方々、チームメイトとの出会いに感謝し、切磋琢磨した経験をこれからも大切にしたいです。
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千葉県立千葉高等学校 2年
宇野 月唯(うの るい)エネルギー問題は将来のために向き合い続けるべき課題だと感じました。また、夢に向かって努力する人々との出会いを通じ、自分も他者のために志を持って行動できる人間になりたいと思いました。
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四天王寺高等学校 2年
平田 真理(ひらた まり)環境問題を含む多様な社会課題に取り組む事業の現場を視察できたことに感謝しています。この経験を糧に、環境問題を意識しながら、自分の将来を切り開いていきたいと強く感じました。
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埼玉県立川越女子高等学校 2年
川井 彩愛(かわい さちか)社員の方々が社会課題やエネルギーの未来に真摯に取り組む姿から、当事者意識の大切さと人とのつながりが未来や事業を創る力になると学びました。将来、自分も信頼される人間となり、対話や仕事を通じて深い絆を築きたいと感じました。
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埼玉県立浦和高等学校 2年
松本 鳳志郎(まつもと ほうしろう)このプロジェクトを通じて責任感の重要性を学び、学校外の方との関わりから緊張感を持って取り組む大切さを実感しました。また、視察先で出会った方々の対話を重んじる姿勢に感銘を受け、自分も将来対話を大切にしていきたいと感じました。