米国キャメロンLNGプラント近接地におけるCCS事業化検討

2022年5月24日
三菱商事株式会社
三菱商事株式会社(以下、当社)は、キャメロンLNGプロジェクトの事業パートナーである米Sempra Infrastructure社(以下、Sempra社)、仏TotalEnergies社、及び三井物産株式会社とともに、米国ルイジアナ州におけるCO2回収・貯留(Carbon Capture and Storage、「CCS」)の事業化調査を開始しました。
 
本事業は、年間最大200万トンのCO2をキャメロンLNGプラントの近接地に地下貯留するもので、主に同プロジェクトの操業時に排出されるCO2の削減に貢献します。今般、当社、TotalEnergies社、三井物産株式会社がSempra社と事業参画契約を締結し、今後はHackberry Carbon Sequestration, LLC(現在Sempra100%子会社、以下、HCS社)が推進主体となって事業化検討を進めて参ります。尚、今般の4社による事業化検討の開始に先立ち、HCS社は2021年8月に本案件の事業予定地における圧入井掘削に関して米国環境保護庁宛に許認可を申請済みです。
 
当社は、2021年10月に策定した「カーボンニュートラル社会に向けたロードマップ」及び本年5月に公表した「中期経営戦略2024」においてEnergy Transformation (EX)を今後の重要取り組みと位置付けています。今後もCCS等によるLNG事業の低・脱炭素化を通じて、EXを主導すると共に、よりクリーンなエネルギーの安定供給を通じてカーボンニュートラル社会への移行・実現に貢献して参ります。
 
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」に資する取り組みになります。

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