和歌山製造所における持続可能な航空燃料(SAF)の製造に関する基本設計について

2025年2月21日
ENEOS株式会社
三菱商事株式会社

ENEOS株式会社(代表取締役社長: 山口 敦治、以下「ENEOS」)と三菱商事株式会社(代表取締役 社長:中西 勝也、以下「三菱商事」)は、ENEOS和歌山製造所(和歌山県有田市)における持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)の製造検討に関し、建設フェーズへ進むための基本設計(Front End Engineering Design、以下「本基本設計」)を共同で実施することに合意しましたので、お知らせいたします。


ENEOSは、2022年より和歌山製造所におけるSAF製造の事業化調査を行ってまいりました。この検討を次のステージへ進めるにあたり、かねてよりSAFの社会実装に向けた事業化を共同で検討していた三菱商事と、2社で本基本設計を実施いたします。ENEOSが有する製造技術・原料調達に関する知見および販売網に、三菱商事が有する国内外でのSAF原料調達に関する知見を組み合わせることで、国産SAFの量産供給体制の構築を目指し、検討を加速させてまいります。

本基本設計の対象となる設備では、廃食油、獣脂といった廃棄物や副産物などを主な原料として、2028年度以降に年間約30万トン(40万KL)のSAFを中心に、一部ナフサや軽油留分の製造を想定しています。


ENEOSと三菱商事は、気候変動問題への対応を重要な経営課題と捉え、脱炭素・循環型社会の実現に貢献するため、CO2排出量の削減に資する取り組みを積極的に推進しています。その一環として、SAFの事業化検討を進めてまいります。


【参考】

2025年2月21日 「持続可能な航空燃料(SAF)の製造・供給体制構築支援事業」に採択されました

https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20250221_02_01_0944355.pdf

2022年4月18日 持続可能な航空燃料(SAF)の社会実装に向けた事業化検討について

https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/news/release/2022/0000048987.html


三菱商事のマテリアリティ(重要課題)

三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」に資する取り組みになります。
脱炭素社会への貢献
自然資本の保全と有効活用
持続可能で安定的な社会と暮らしの実現
イノベーションを通じた社会課題の解決
地域課題の解決とコミュニティの共生
事業推進における人権の尊重

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

ENEOS株式会社 広報部 メディアリレーショングループ
pr@eneos.com
TEL:03-6257-7150