神戸医療産業都市にて研究開発の拠点となる”アイパーク神戸(仮称)”を開発

2025年3月31日
三菱商事株式会社
三菱商事都市開発株式会社
アイパークインスティチュート株式会社


三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、三菱商事都市開発株式会社(以下、三菱商事都市開発)、およびアイパークインスティチュート株式会社(以下、iPi)は、研究開発拠点を起点としたまちづくりが進む神戸医療産業都市にて賃貸ラボ型の研究開発施設“アイパーク神戸(仮称)”を開発いたします。
“アイパーク神戸(仮称)”の展開にあたり、本日、三菱商事都市開発は神戸市との間において、同市が所有する神戸ポートアイランド内の土地売買契約を締結しました。


近年、半導体や医療などの先端産業が急速に成長しており、その分野の研究開発に携わる関係者や関連産業が多いことから、独自の産業圏が形成される傾向があり、研究開発拠点はまちづくりの起点となります。神戸市が1998年から開発に取り組む神戸医療産業都市は、研究機関・病院・企業など医療関連産業の集積を目指す取組みです。350社を超える関連産業が集まり国内最大級の医療産業集積地に成長していることから、神戸医療産業都市は三菱商事が目指す「先端産業を核としたまちづくり」の先行事例といえます。
創薬・バイオ研究施設としての「アイパーク」をはじめて湘南以外に展開するにあたっては、神戸医療産業都市が最適であると考え、土地売買契約の締結に至りました。


三菱商事、三菱商事都市開発、およびiPiの3社は、iPiが運営知見を有するサイエンスパークに加え、三菱商事都市開発が開発知見を有する高機能物流倉庫やシェア型製造・研究開発施設など、先端産業に関連する施設の開発・運営実績を有しています。
各社の知見・ノウハウ・ネットワークを結集することで、“アイパーク神戸(仮称)”の開発・運営を通して、神戸市が推進する神戸医療産業都市でのまちづくりに貢献し、今後の更なるイノベーションの創出や、研究開発施設を起点とした規模感ある都市開発・都市運営を検討して参ります。

“アイパーク神戸(仮称)” 建物イメージ

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計画地概要

神戸ポートアイランド2期にあたる神戸医療産業都市内に位置し、神戸新交通ポートライナー計算科学センター駅と連絡デッキで直結する予定。神戸市最大の繁華街かつ交通結節点である三宮駅より約16分、神戸空港駅より約6分でアクセス可能。

事業計画概要

施設名称 アイパーク神戸(仮称)
所在地 神戸市中央区港島南町六丁目3-1
交通 神戸新交通「計算科学センター」駅から徒歩1分
敷地面積 約3,035.74㎡

建物概要

延床面積 約12,000㎡(予定)
構造・規模 鉄骨造8階建
着工年月 2026年7月(予定)
営業開始 2027年11月(予定)

※上記は計画段階のものであり、今後の協議等により変更となる可能性があります。

周辺地図

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三菱商事について

三菱商事株式会社は、地球環境エネルギー、マテリアルソリューション、金属資源、社会インフラ、モビリティ、食品産業、S.L.C.(Smart-Life Creation)、電力ソリューションの8グループ体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開しております。

三菱商事株式会社
東京都千代田区丸の内二丁目3番1号 三菱商事ビルディング
代表取締役 社長|中西 勝也
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/

三菱商事都市開発株式会社について

三菱商事都市開発株式会社は「構想力と実現力で、都市の未来を育む。」をPurposeとして掲げ、インダストリアル領域とリテール・エンターテインメント領域を中心に型にはまらない不動産・都市開発を行っています。インダストリアル領域ではドライ物流倉庫に加え、自動倉庫を含めた冷凍冷蔵倉庫やシェア型製造・研究開発施設(innoba(イノーバ))の開発にも注力しています。また、リテール・エンターテインメント領域では都心型商業施設やNSC(近隣型ショッピングセンター)の開発に加え、横浜赤レンガ倉庫等におけるイベント事業やアリーナの開発も手掛けています。更にアリーナ等を核とした大規模都市開発にも取り組んでいます。
今後も国内外における幅広い産業・顧客接地面を持つ三菱商事グループの総合力を最大限に活かし、お客様やパートナーとともに都市の可能性を開いてまいります。

三菱商事都市開発株式会社
東京都千代田区有楽町1丁目5番2号 東宝日比谷プロムナードビル7階
代表取締役社長|森田 憲司
https://www.mcud.co.jp

アイパークインスティチュート株式会社について

アイパークインスティチュート株式会社は、産業ファンド投資法人(IIF)、武田薬品工業株式会社、三菱商事株式会社を主要株主として、2023年4月に事業を開始しました。2018年より武田薬品が担っていた湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)の運営事業を2023年に承継し、施設の運営・管理のほか、イノベーション創出促進、技術交流・研究連携促進など、ライフサイエンスエコシステムの構築・活性化のための事業を行っています。

アイパークインスティチュート株式会社
神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1
代表取締役社長|藤本 利夫
https://www.shonan-ipark.com/company/

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)について

湘南アイパークは、2018年4月に武田薬品工業株式会社が自社研究所を外部に開放して誕生した、日本初の製薬企業発サイエンスパークです。現在は武田薬品から独立したアイパークインスティチュート株式会社が運営を行っており、幅広い業種や規模の産官学が結集してヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。現在、製薬企業のみならず、次世代医療、細胞農業、AI、行政などの企業・団体が集積し、約190社、約2500人(2025年3月現在)のエコシステムを形成しています。


三菱商事のマテリアリティ(重要課題)

三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」「イノベーションを通じた社会課題の解決」「地域課題の解決とコミュニティとの共生」に資する取り組みになります
脱炭素社会への貢献
自然資本の保全と有効活用
持続可能で安定的な社会と暮らしの実現
イノベーションを通じた社会課題の解決
地域課題の解決とコミュニティの共生
事業推進における人権の尊重

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171